チェック・ポイント、「次世代ファイアウォール」製品の最新版をリリース

「Check Point R75」では、アプリケーションの利用制御や情報漏えい対策機能などを搭載する。

» 2011年07月05日 13時41分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズは7月5日、ネットワークセキュリティ製品の最新版「Check Point R75」を発売した。セキュリティアプライアンスに追加実装が可能なソフトウェアとして提供される。

 新製品は、「次世代ファイアウォール」と呼ばれるアプリケーションの識別と制御、IPS(不正侵入防御)、モバイル端末からの通信の管理、データ漏えい防止(DLP)などの機能を搭載する。

 アプリケーションの識別と制御に関する機能では、同社が保有する4400種以上のアプリケーションや24万種以上のSNSアプリケーションのライブラリを参照して通信内容からユーザーが利用しているものを識別する。識別したアプリケーションについては、利用を許可(全般/一部)したり、禁止したりといったポリシーをユーザーもしくはグループ単位で適用させることができる。

 またDLP機能では、「MultiSpect」というデータ検出エンジンを新たに搭載。800種類以上のファイル形式や400以上の事前定義済みポリシーなどが登録され、DLP導入時におけるルール設定作業の負担を軽減するようにした。複数のソースを関連付けて検出するデータタイプを拡張させたり、独自のフォームをブロックしたりもできる。

 参考販売価格は19万8000円から。

変更履歴……発表内容の修正に伴い参考販売価格の記載を変更しました。(2011/7/6)

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