AmazonはFoxconnとスマートフォンを開発中で、2012年中に100ドル以下のオリジナル端末を発売するとCitigroupが発表した。
米Amazon.comがタブレット(Kindle Fire)に続き、2012年第4四半期に低価格スマートフォンを発売する――。米Citigroupが11月17日(現地時間)、エクイティリポートでこのような予測を発表した。
Citiのアナリスト、ケビン・チャン氏らがアジアのサプライチェーンを調査したところ、台湾のFoxconn International Holdings(FIH)がAmazonとスマートフォンを開発していると確信したという。FIHは米AppleのiPhoneも製造している。
開発はFIHが行っているが、端末とその部品の製造はFIHの親会社、台湾のHon Hai傘下のTMSが担当するという。TMSはAmazonのKindleシリーズを製造している。
チャン氏らによると、Amazonのスマートフォンは米Texas InstrumentsのOMAP 4を搭載し、価格は100ドル以下になるという。製造コストは150〜170ドル掛かるが、Kindle Fire同様にコンテンツ販売のツールとして原価割れで提供するとみている。
リポートでは搭載OSについては触れられていないが、Kindle Fireで採用している米GoogleのAndroidになる可能性が高いといえるだろう。
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