OS XやSafari、Apple TVの脆弱性も修正 Appleが更新版公開

「OS X Mavericks v10.9.4」「Security Update 2014-003」、「Safari 6.1.5/7.0.5」、「Apple TV 6.2」が公開された。

» 2014年07月02日 07時56分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Appleは6月30日(現地時間)に公開したiOSの更新版に続き、OS X、Safari、Apple TVの脆弱性を修正するセキュリティアップデートをそれぞれリリースした。

 Appleのセキュリティ情報によると、「OS X Mavericks v10.9.4」「Security Update 2014-003」は、OS X Lion(10.7.5)/Mountain Lion(10.8.5)/Mavericks(10.9〜10.9.3)が対象となる。証明書信頼ポリシーが更新されたほか、DockやIntel Graphics Driver、launchdといったコンポーネントに存在していた深刻な脆弱性が多数修正された。

 これら脆弱性を悪用された場合、任意のコードを実行されたり、セキュリティ対策をかわされたり、ユーザーの情報にアクセスされたりする恐れがあった。

 Safariはバージョン6.1.5/7.0.5がリリースされ、WebKitに存在する任意のコード実行の脆弱性やURL偽装などの脆弱性が修正された。アップデートの対象となるのはOS X Lion(10.7.5)/Mountain Lion(10.8.5)/Mavericks(10.9〜10.9.3)向けのSafari。なお、OS X Mavericks 10.9.4にはSafari 7.0.5がバンドルされている。

 「Apple TV 6.2」は、第2世代以降のApple TVに対応する。不正なアプリケーションや細工を施したWebサイトを使って任意のコードを実行される問題など、多数の脆弱性が修正された。

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