存在しないファイルを不正なパスで開こうとすると、Windows 7やWindows 8.1がクラッシュする問題が報告された。
Microsoftのファイルシステム技術「NTFS」に、Windows 7やWindows 8.1をクラッシュさせることが可能な問題が報告された。Webページに不正なパスを仕込んでクラッシュを誘発させることも可能と伝えられている。
コンピュータ情報サイトの「Bleeping Computer」によると、この問題はロシアのセキュリティ企業に勤務するプログラマーが発見し、ブログで詳細を公表していた。存在しないファイルを不正なパスで開こうとするとクラッシュが誘発されるといい、Webページに、画像ソースURLとして不正なパスをひそかに仕込み、読み込ませることも可能とされる。
影響を受けるのはWindows VistaとWindows 7、Windows 8.1。一方、Windows 10は影響を受けないとされる。
Webブラウザは、GoogleのChromeでは不正なパスの画像が読み込まれないためクラッシュは誘発されない。Windows 7にインストールされたInternet ExplorerとFirefoxについては、「Windowsがクラッシュする現象を確認した」とBleeping Computerは伝えている。
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