電子マネーやスマホ決済、QRコード決済など、さまざまなサービスが登場している“現金以外の”決済手法。安全に使うために知っておくべきこととは。
先日、年に一度のワクチン注射をするために我が家のネコを動物病院に連れて行きました。健康診断を含め、1〜2万円ほどかかる診察費用を払おうとしたとき、その病院がクレジットカード払いに対応したことに気付きました。
ワイヤレス端末にクレジットカードを入れ、ICチップによる決済で暗証番号を入力すると、決済端末として利用しているiPadに結果が転送され、あっという間に決済が終了しました。
クレジットカード決済のためのPOS端末はかなり手軽に入手できるようになり、昔に比べて多くの店舗がクレジットカードに対応しています。今や、フリーマーケットやコミケだってクレジットカードや電子マネーで決済できる時代です。それも磁気ストライプによるものではなくICチップの決済なので、安心感もあります。
私も最近では、現金支払いの機会がめっきり減りました。クレジットカードや電子マネーで決済ができる場所が増えたため、わざわざ手間が掛かる現金で支払う必要がなくなったからです。
iPhoneユーザーの私がメインで使っている決済方法は「Apple Pay」。財布と同じくらい大事に持ち歩いているスマートフォンをかざすだけで決済できるので、とても快適です。
クレジットカードではなくApple Payを利用する理由は、“クレジットカードの番号そのものが加盟店に渡らない”から。クレジットカード番号もセキュリティコードも相手に渡らない仕組みになっているので、万が一、店舗のシステムがサイバー攻撃を受けたとしても、カード情報が漏れることはありません。ポストペイド型の「iD」や「QUICPay」なら入金の必要もないので、クレジットカードと同じように使えます。
ただし、Apple Payにクレジットカードを登録する部分には気を付けてください。万が一、自分のクレジットカードを盗まれた場合、他人のiPhoneに自分のクレジットカードがひも付けられてしまう可能性があります。基本的にはクレジットカード会社の本人確認の時点で登録を拒否されるはずですが、物理的なクレジットカードの管理はしっかり行うべきでしょう。
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