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「君は(都合の)いい社員だよ」:ディルバート(393)
部下を褒めてモチベーションを上げる。上司としては素晴らしいテクニックですが、何でも褒めればいいというものでもないですよね。
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こうやって聞くと、ディルバートってなんて模範的な社員なんでしょう。それともボスの新手のパワハラ?
相手を褒める時に使う表現はいろいろとありますが、いわゆる褒めの「程度」まで理解して使い分けられると上級者。Good!やNice!などは「普通の」褒め方なのに対して、Great!とかAmazing!やSuper!など、ちょっと大げさに聞こえる褒め言葉には「信じられない」「スゴイ」というニュアンスが含まれています。また、若者がよく使う表現として「カッコいい」という意味を含んだCool!とかAwesome!などもあります。
また「よくがんばった」に近い表現にはGood work!とかReally nice!などありますが、おおいに相手を褒めたい時に使う表現として“I'm very proud of you!”(あなたを誇りに思う)とか“I'm really impressed”(とても感動した)などもあります。
なお、ボスのような「ほめ殺し」は“backhanded compliment”と言います。Backhandedとはテニスのバックハンドのような、いわゆる「逆手打ち」ですが、ストレートではないということや意味などがあいまいなこと、言動が皮肉じみているとか誠意がないという意味で使われます。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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