まず最初に,自分のマシンでcronのデーモン「crond」が起動されているかを調べよう。
$ ps ax|grep cron
420 ?S 0:00 crond
15653 pts/0S 0:00 grep cron
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上記のように,crondの文字列が見えればデーモンが動いていることが分かる。
cronを設定するには,「crontab」と呼ばれるコマンドを利用するのが手軽だ。オプションは次のようになっている。
crontab [-u user] { -l | -r | -e
} |
■オプション内容
-u |
ユーザを指定する。省略時は現在のカレントユーザになる |
-l |
現在のcron設定を表示する |
-r |
現在のcron設定を削除する |
-e |
現在のcron設定を編集する。設定内容がない場合は新規作成する |
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crontab -eを実行し,記述する書式は次の通りだ。
$ crontab -e
#0分ごとに実行する
0 * * * * [コマンド]
#5分おきに実行する
*/5 * * * * [コマンド]
#1日1回,0時0分に実行する
0 0 * * * [コマンド]
#0時から23時までの2時間おきに,毎23分ごとに実行する
23 * 0-23/2 * * [コマンド]
#1月と12月それぞれの1〜20日,23時0分に実行する
* 23 1-20 1,12 * [コマンド]
#日曜日(0)から土曜日(6)まで1分おきに実行する
*/1 * * * 0-6 [コマンド]
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日時を指定するために指定(ワイルドカード)が5つ並んでいるが,それぞれの意味は次のようになっている。
* * * * * [コマンド]
1 2 3 4 5
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■日時指定方法
左から
何番目 |
単位 |
指定方法 |
1
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分 |
0から59,例:*/15 |
2
|
時 |
0から23,例:0-23 |
3
|
日(月) |
1から31,例:1-20 |
4
|
月 |
1から12(or names),例:1,6,12 |
5
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日曜〜土曜 |
0から6,例:0-6 |
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