複数のパソコンで家庭内ネットワークを組み,WindowsXPからネットワーク接続をしている場合,誰かほかの人がパソコンを使っていると,ネットワーク接続が重くなったような気がすることがあるかもしれない。Windows2000/XPには「QoS(Quality of Service)」が用意されており,WindowsXPではデフォルトでインストールされている。QoSを利用すると,音楽や映像ファイルなど,ある程度の帯域幅を必要とするデータが,ネットワークを利用して確実にやりとりできるように,帯域が確保される。しかしこの仕組みは,ネットワークのパフォーマンスを落としてしまう原因ともなる。WindowsXP ProfessionalならばQoSが確保する帯域幅を操作できるので,若干だがパフォーマンスが改善する。
スタートメニューにある「ファイル名を指定して実行」から「gpedit.msc」と入力して,「グループポリシー」を起動する
「コンピュータの構成」−「管理用テンプレート」−「ネットワーク」−「QoSパケットスケジューラ」にある「予約可能な帯域幅を制限する」をダブルクリックする
「有効」をクリックしたあと,「帯域幅の制限(%)」を「0」にする
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.