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» 2002年05月31日 00時00分 UPDATE

pathpingコマンドを利用する

[今藤弘一,ITmedia]

 Windows2000/XPに用意されている「pathping」は,pingとtrecertを組み合わせた機能を提供するコマンドで,ネットワーク内を調査するのに便利だ。経路上のサーバやルータに対して一定時間パケットを送信し,経路情報と各ルータ/サーバからの反応を調べるだけでなく,それぞれのホップから戻ってくるパケットに基づいて,パケット損失の割合を表示してくれる。一覧で表示されるので,どこでパケット損失が起きているのか一目で分かるようになっている。ネットワークの調子がおかしいと思ったときに,利用してみてはいかがだろうか。

画面
スタートメニューにある「アクセサリ」からコマンドプロンプトを起動して実行する。赤枠のように,パケット損失率が分かるようになっている

表■pathpingコマンドで利用できるスイッチ

スイッチ 機能
-n アドレスをホスト名に解決しない
-h ターゲット検索用の最大ホップ数
-g ホストリスト ホストの一覧に沿った自由なソースルートをたどる
-p 時間 ping間の待ち時間(ミリ秒単位)を指定
-q クエリ数 ホップあたりのクエリ数を指定
-w 時間 ここで指定するミリ秒数だけ各応答を待つように設定
-T パケットにレイヤ2タグを追加してパスにある各ネットワークデバイスに送信する。QoS(Quality of Service:サービスの品質)接続のテストに使用される
-R パス上の各ルータがRSVP(Resource Reservation Protocol)をサポートするかどうかを調べる。これもQoS接続のテストに使用される
-4 強制的にIPv4を利用
-6 強制的にIPv6を利用

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