トラブルの多そうなイメージのあるブロードバンドだが、実際には一部の事業者を除けばそれなりに安定しているようだ。
THNのCATVのトラブル発生率には驚くほかない。「たまに発生」を含めると7割以上のユーザーが何らかのトラブルに複数回遭遇していることになる。他のCATVにおけるトラブル遭遇率がおしなべて低いだけに、THNの数字だけがやけに目立っている。改善しなければユーザーの信用を失ってしまうだろう。
ADSLではアッカの「頻繁に発生」が0.8%と非常に少ない。まったく遭遇していないユーザーもJ-DSLとともに4割以上に上る。フレッツシリーズのサービスは、どれも問題はないが、光ファイバーのBフレッツで、若干トラブルが多いようだ。
CATVは他のブロードバンドより歴史があるため、運営者側の知識・経験でトラブル発生率を低く抑えられたようだ。
インターネットが利用できなくなる通信障害は発生しますか?(全体) (ダイヤルアップも含む)全体で見ても、3割近いユーザーは何らかの形で全く通信ができなくなるような深刻なトラブルに遭遇している
見事ワン・ツーフィニッシュを勝ち取ったU-net SURFは、ダイヤルアップ時代のアンケートでもサポートの満足度が高かった。平日は夜10時まで、土日祝日も夕方まで電話サポートを受け付けている点が評価されたようだ。interQに関しては、同じフレッツ・ADSLで、ベスト4とワースト4にランキングされるという矛盾した結果も見受けられる。よいと感じた人と悪いと感じた人がほぼ同数いるという結果は、サポート要員のスキルや受け答えにバラツキがあるということだろうか?
ワースト1位のYahoo! BBは、電話サポートを行っていなかったので当然の結果だろう(11月1日から開始)。通信トラブルの多いTHNも評判はよろしくないようだ。
本格普及期には、初心者ユーザーの激増も見込まれるだけに、サポートは重要だ。