「eラーニング」サイト続々登場！
厚生労働省の給付制度適用コース登場でさらなる拍車
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いつでも好きなときに自分のペースで学べるウェッブベースの教育システムが「eラーニング」だ。もともとは企業内の研修用として発達してきたものだが、ブロードバンドの普及に伴い、快適なネット環境でよりインタラクティブな学習ができるとあって、一般向けのeラーニングサイトが続々とサービスを開始している。
インターネット放送局「インプレスTV」では「ワオネット」と協力し、資格取得・大検講座を中心とした番組「ブロードバンドスクールWAO!」の有料配信を3月20日に開始。またDreamNetは「東大家庭教師友の会」と提携し、日本中どこでも東大生家庭教師の授業が受けられる「ブロードバンド家庭教師」のサービスを4月1日より開始した。
「東京と地方では、教育機会に格差があります。僕は地方出身者ですが、地方では参考書や塾の選択肢が東京に比べてとても少ないんです。そうした状況を少しでも改善できたらと思っています」（東大家庭教師友の会代表の徳岡臣紀氏）
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e-EnglishGym
英語での会議に出席したり、海外で商談をしたりといったさまざまなシチュエーションを映像で再現。生きたビジネス英会話が学べるコースを5月より開始
また、ソニーマーケティングでは、英会話学習サイト「e-EnglishGym」を5月から本格的に始動する。同社では、無料モニターを3月19日から4月14日まで募集したが、「当初、5000人を予定していたモニターに予想以上の応募があり、8000人まで募集枠を広げました」と広報担当の高橋さおり氏。現在は英会話の必要性を感じているビジネスマン向けの講座のみだが、今後は日常英会話やさらにレベルアップした講座の展開も考えており、年間3万5000人の利用者を目標にしているという。
一方、昨年3月26日に、インターネットを使った授業も大学の卒業単位として認めることを文部科学省が発表したため、eラーニングを積極的に授業に採り入れる大学も増えている。信州大学工学部では、大学院情報工学専攻修士課程で、ネット上でいつでも受講でき単位取得までできる「インターネット大学院」をこの4月開設した。昨年4月の発表後すでに反響は大きく、例年10件程度の同大学院への資料請求が120件（昨年7月5日時点）にも増えたという。また、インターネット大学院の教育課程は厚生労働省の教育訓練給付制度にも認定されており、条件を満たせば支払った経費の最大80％（上限30万円）が戻ってくる。
この教育訓練給付制度には、資格取得の大原グループが開講する「合格Web」の「初級システムアドミニストレータ本コース」と「基本情報技術者本コース」もこの春より指定され、今後ますますeラーニング講座は利用しやすくなるもよう。これからは「ネットで学習」が主流になるかも？
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DreamNet
テレビ電話を利用することで、日本中どこでも東大生の家庭教師による授業が受けられる「ブロードバンド家庭教師」のサービスを提供。メールによるサポートも実施
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信州大学
本年度よりインターネットで学ぶ「インターネット大学院」を開設。動画やテレビ会議なども用いて、IT技術者になるための最低限の知識や技能のほか、幅広い講義を行う
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インプレスTV
「ブロードバンドスクールWAO!」では、スタジオ収録した授業をストリーム映像で受講。秘書技能検定や色彩能力検定、大検のほか、宅地建物取引主任者や簿記などの講座も順次配信予定
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合格Web
現在は、税理士と初級システムアドミニストレータ、基本情報技術者の3講座16コースを用意。初級シスアドと基本情報技術者の本コースは、eラーニング講座で初めて教育訓練給付制度に指定された
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文/綿谷禎子
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