音楽CDの楽曲データをネット経由で取得!
Windows XPに付属している「Windows Media Player for Windows XP」には、インターネット経由で音楽CDの情報を取得できる機能がある。パソコンのCD-ROMドライブにセットされている音楽CDのシリアルナンバーと、インターネット上にあるデータベースを照合し、アルバム名、曲名、歌手名、ジャケット画像などを自動的にダウンロード、表示できるのだ。邦楽、洋楽、童謡、クラシックなど、全ジャンルの音楽CDに対応している。
「スタート」→「すべてのプログラム」→「Windows Media Player」を選択してプレーヤーを起動し、パソコンのCD-ROMドライブに音楽CDをセットする。左側のメニューから「CDからコピー」を選択し、プレーヤーの右上にある「名前の取得」をクリック
インターネット上の楽曲データベースにアクセスして、自動的にアルバム名、曲名、ジャケット写真などが表示される。「完了」をクリックすると、これらの情報が保存される
ブラウザやメールを家族で使い分け
たとえば、家族で1台のパソコンを共有する場合、何の設定もしなければ、ブラウザのお気に入り、メールの内容などが、ほかの人に見られてしまう。
しかし、Windows XPには、ユーザーごとにデスクトップを簡単に切り替えられる「ユーザーアカウント」機能が用意されている。これを利用すると、各人に個別の設定が適用され、まるで自分専用のパソコンを使用しているかのように扱える。Internet Explorer(IE)のお気に入り、Outlook Expressのメール、マイドキュメントのファイルなども別々に保存される設定を、一括して行える。
ただし、インストールしたソフトが共有されることはある。また、データに直接アクセスして見る方法がないわけではない(本誌61ページ参照)ので、注意しよう。
アカウントとは、Windows XPに登録されているユーザー情報のこと。1台のパソコンを複数のユーザーで使い分けるには、まず初めにパソコンの利用者を識別するためのアカウントを作成する必要がある。
新しいユーザーを設定したら、アカウントを切り替えてみよう。それには「ログオフ」メニューを利用する。なお、完全にログオフすると、起動中のアプリケーションはすべて終了する。「ユーザーの切り替え」だけなら、プログラムを実行したままで行える。
作成したアカウントの設定内容は、あとから簡単に変更できる。名前、画像、アカウントの種類はもちろん、新規アカウント作成のときにはなかったパスワード(本誌61ページ参照)も設定可能。「スタート」→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」を選択し、変更を加えるユーザーをクリックし、進めていこう。
- 名前を変更
- 「名前を変更する」をクリックし、新しい名前を入力して、「名前の変更」を押す
- 名前の横にある画像も変更
- 「画像を変更する」を選び、表示されている画像の一覧から指定。「ほかの画像を参照する」をクリックすると、自分が持っている画像を選べる
アカウントは大きく分けて2種類 |
上述のアカウントの種類の選択は、そのユーザーにWindows XPの操作をどこまで許可するかを設定するもの。「コンピュータの管理者」は、Windows XPのすべての機能を操作することができる。一方、「制限」は以下のような操作が制限される。どちらを選択するかは、追加するユーザーにどこまで操作を許可したいか、よく考えたうえで判断しよう。 |
「コンピュータの管理者」だけに許可される、「制限」にできない操作
- ユーザーアカウントの作成/削除
- ほかのユーザーアカウントの設定変更
- ソフトウェア/ドライバのインストール
- システム全体の変更
- すべてのファイルへのアクセス
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