では、1.5Mもしくは8Mサービスを利用しているADSLの既存ユーザーは、12Mサービスの登場をどのように感じているのだろう? 12Mサービスへの乗り換えに対する意識(図2)では、8Mユーザーの場合は68.7%が「申し込み済み」あるいは「変更したい」と回答している。1.5Mユーザーでは、その数字が74.6%まで上昇する。距離の問題で8Mサービスの導入を断念していた人が「少しでも速く」と12Mサービスに期待をかける思いが伝わってくるようだ。
図3および図4は、今回の調査における12Mサービス利用者数を事業者別に見たものだ。8月12日から他社に先駆けて12Mサービスを開始したYahoo! BBユーザーが8割を占めている。今後、他社との差は縮まるだろうが、先行逃げ切りをもくろむYahoo! BBが、今後も有利にシェアを確保しそうな気配だ。