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利用者数の多い4つのADSL事業者の回線について、その満足度を比較したのが図18だ。前回は最下位という不名誉なポジションに甘んじていたYahoo! BBが、僅差ながら前回1位のアッカ・ネットワークスを抑えてトップとなった。前回のアンケート時は、開通の遅延やサポートに関する諸問題がまだまだ尾を引いていた時期でもあり、利用者の不満が多かったものと思われる。その後、「10日営業日がんばります宣言」と称し、早期開通体制を整えたり、サポートの強化を行うなどした事業体質の改善が評価されたようだ。 わずかな差で2位となったアッカ・ネットワークスは、前回、そして今回と安定した評価を受けており、同社の実力の高さがうかがえる。 ちなみに、前回2位の「J-DSL」がなくなっているのは、日本テレコムが個人向けADSL事業をイー・アクセスに営業譲渡したため。現在は「ODN ADSLプラン」として提供されている。
図19のトラブル発生状況では、Yahoo! BBで「頻繁に発生する」もしくは「たまに発生する」と回答した人の割合が、ほかの3社と比較して突出して高いのが気になる。ネット接続だけでなくBBフォンのような付加サービスも積極的に展開する同社だけに、そのあたりの機器類の設定やシステム構築時に障害が起きるのだろうか。いずれにしても、利用者にとって“当然つながっている”はずの常時接続回線に障害が起きたときのダメージは大きいものがある。改善を期待したい。一方で、アッカ・ネットワークスは「全く発生しない」とした人が42.5%に上り、前回同様に好成績を収めている。
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