スピードに対する満足度は
ADSLとCATVが同レベル

　図5は、事業者ごとに平均実効速度を算出し、速度の速かった上位3社までの事業者をランキングしたものだ。光ファイバーは、図4の平均実効速度（19.4Mbps）と比べて差が6M〜8Mbps近くあるので、事業者による速度の開きが大きいと考えられる。

図5 事業者別・平均実効速度（下り）トップ3 ○光ファイバー *Bフレッツはニューファミリータイプのみ集計の対象としている 順位 プロバイダ 回線事業者* 実効速度 1 有線ブロードネットワークス 有線ブロードネットワークス 27.2Mbps 2 DTI Bフレッツ（NTT東西） 27.1Mbps 3 ASAHIネット Bフレッツ（NTT東西） 25.2Mbps ○CATVインターネット 順位 プロバイダ＋回線事業者 実効速度 1 イッツコム 4.3Mbps 2 小田急ケーブルビジョン 3.6Mbps 3 KブロードCABLE 3.2Mbps ○ADSL 順位 プロバイダ 回線事業者 実効速度 1 OCN アッカ・ネットワークス 3.4Mbps 2 DION イー・アクセス 3.3Mbps 3 So-net アッカ・ネットワークス 3.3Mbps 光ファイバーでは有線ブロードネットワークスが30Mbpsに迫る平均速度を記録している。ADSLの各社3Mbps台は順当な結果だろう

　ADSLとCATVは、図4と同様に近いレベルの速度を記録している。両者の提供エリアでは顧客の奪い合いが起きているというが、実効速度の点から見ても、CATVとADSLは、まさにライバルの関係にある。スピードに対する満足度を尋ねた結果（図6）を見ても、ADSLとCATVは似たような分布となった。

　一方、光ファイバー利用者のスピードに対する満足度は、「たいへん満足」もしくは「満足」と回答した人が64.6％にも達し、ADSLの54.3％より10ポイント以上高い結果となっている。

14万人のインターネット大調査　4/25