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ネットランナー 2002年1月号 2001年12月14日(金)
最強無線LANを構築する

無線LANの2つの通信モード
図
アドホックモード
アドホックモードでは無線LAN同士のみで通信を行い、アクセスポイントが存在してもアクセスポイント経由の通信は行わない。インターネットなどの外部回線やイーサネット幹線に接続を行わない、 閉じたネットワークを構築する場合に使用する
図
インフラストラクチャモード
インフラストラクチャモードではアクセスポイントとのみ通信を行う。アクセスポイントにイーサネットが接続されており、イーサネットを経由してインターネットアクセスを行う場合などに使用される

電波が混信? 無線LANの抱える問題

 普及しつつある無線LANだが、現在主流のIEEE802.11b規格はいくつかの問題点を抱えている。

 IEEE802.11bが使用する周波数帯は、ISMバンドと呼ばれる2.4GHz帯を使用してデータ通信を行っている。2.4GHz帯は、免許不要の周波数帯なので、無線LANのほかに電子レンジ(2450MHz)やアマチュア無線(2400M〜2450MHz)などでも利用されている。しかし、もっと問題なのは、Bluetooth(2400M〜2497MHz)だ。

 IEEE802.11b規格の無線LANで使われている直接拡散方式に対し、Bluetoothは周波数ホッピング方式を採用している。周波数ホッピング方式は、ある一定の周期で周波数を切り替えて通信を行うというもの。IEEE802.11bとBluetoothは相互に干渉するが、Bluetoothは2402M〜2480MHzの中で1MHzごとに79個のチャネルを設定し、1秒間に1600回のチャネル切替を行いながら通信を行うため、無線LANや電子レンジなどから受ける影響は小さい。逆にBluetoothがIEEE802.11bに与える影響は大きい。

 次の問題点がデータ転送速度だ。無線LAN環境が便利だといっても、現在主流のIEEE802.11bではヤフー!BB などをはじめとする8MbpsのフルレートADSLの能力を生かすことは難しい。というのも、8Mbps ADSL接続サービスの実効スループットは5M〜6Mbps程度なのだが、無線LANのIEEE802.11bの実効スループットは4M〜5Mbps程度といわれているためだ。

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