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HDMI&i.LINKで映像/音声のフルデジタル伝送〜ヤマハ、新7.1ch AVアンプ

» 2005年05月16日 21時11分 公開
[ITmedia]

 ヤマハは5月16日、AVアンプ新製品「DSP-AX4600」を発表した。6月下旬に発売する。価格は23万1000円。

photo AVアンプ「DSP-AX4600」

 1本のケーブルで映像/音声両方の信号を伝送できる「HDMI」(Ver.1.1)と、DSD信号(SACD)やマルチチャンネルPCM信号(DVDオーディオ)に対応した「i.LINK」端子をそれぞれ2系統ずつ装備。SACDやDVDオーディオなど既存のデジタル音声フォーマットに完全対応した。「ピュアダイレクトモードでの再生に対応したことで、より高純度なマルチ音楽再生が楽しめる」(同社)

 最大出力130ワット×7のハイパワーアンプを採用。ローインピーダンス化でスピーカー駆動力を高める「ハイカレントアンプ・テクノロジー」や信号経路を高純度かつストレートに再構築する「デジタルマキシマムコンセプト」など同社の高音質技術をさらに進化させて搭載したほか、音響用電解コンデンサー/フィルムコンデンサー/金属皮膜抵抗/ローインピーダンス・パワートランジスターなど高品位パーツの採用、信号経路のリファイン、専用開発の大型電源トランスや大容量ブロックケミコンなど高音質アンプ回路を搭載した。

 7.1chシネマDSP、THXサラウンドEX、ドルビープロロジックIIxはもちろん、THX Select 2 Cinemaなどの7.1ch再生システムにも対応。「HALL」や「MOVIE THEATER」など、ソフトに合わせて選べる40種類の豊富なサラウンドプログラムを搭載。

 付属マイクをリスニングポイントに設置し、スピーカーワイヤリング/スピーカーサイズ/チャンネル間レベル/スピーカー距離/周波数特性の5項目を自動的に確認・最適化する「YPAO」(Yamaha Parametric Room Acoustic Optimizer)を搭載。部屋の音響特性に合った視聴環境を短時間で自動設定できる。

 720p/1080i対応のコンポーネントD4映像入出力端子(入力3系統、モニター出力1系統)を装備。また、S/コンポジット信号をコンポーネント信号にアップコンバートできるビデオコンバージョン回路も搭載している。

 そのほか、日本語対応アシストGUIやマクロ対応リモコンを採用して使いやすさを追求。小音量でもシアターサウンドを楽しめる同社特許技術「ナイトリスニングモード」、サラウンドヘッドフォン「サイレントシネマ」も搭載した。

 定格出力は130ワット×7ch(6Ω)。FM/AMチューナー搭載。サイズは435(幅)×171(高さ)×438.5(奥行き)ミリ・重さ約19キロ。

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