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軽・薄・小で写真がキレイ――キヤノン初のDVDビデオカメラ

» 2005年07月28日 13時00分 公開
[西坂真人,ITmedia]

 キヤノンは7月28日、8センチDVDを記録メディアに採用したDVDビデオカメラ2機種「DC20」「DC10」を発表した。9月中旬から発売する。価格はオープンで、市場予想価格はDC20が12万5000円前後、DC10が10万円前後。

photo DVDビデオカメラ2機種「DC20」(左)「DC10」(右)
photo DC20
photo DC20

 ライトワンスメディアに8センチDVD-Rを、書き換え型メディアには8センチDVD-RWを使う同社初のDVDビデオカメラ。8センチDVD-R使用時には両面約120分(片面約60分)のMPEG-2動画が撮影可能。ボタン1つでファイナライズ処理を行えるファイナライズボタンを本体に装備。

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 DC20には1/3.9インチ総画素数220万画素CCDを、DC10には1/4インチ総画素数133万画素CCDをそれぞれ搭載。幅広い階調表現で動画/静止画ごとに最適処理を行う独自映像エンジン「DIGIC DV」を両機種に装備し、DC20にはRGB三原色のまま感知して出力するRGB原色フィルターを採用している。

photo DC20

 光学10倍ズームレンズを搭載。強い直射日光下でも絞り値を高めずに高解像感を維持できる「グラデーションNDシステム」を装備した。

 MiniDVテープに比べてメディア表面積の大きい8センチDVDを使うDVDビデオカメラは、どうしてもボディが大きくなりがちだが、DC20/DC10は48(幅)×86(奥行き)×122(高さ)ミリ・重さ約415グラム(本体のみ)と手のひらサイズに仕上げた。特にDVDメディアの特徴を生かしたスリムボディは、DVカメラにはないスタイリッシュさと使いやすさを演出してる。

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 また、これまでのDVDビデオカメラは静止画をDVDに記録していたため書き込みに時間がかかっていたが、DC20/DC10は本体に静止画用のminiSDカードスロットを搭載。静止画をminiSDにスピーディに記録して、撮影が一段落した時にminiSDからDVDにダビングするといった使い方ができる。

 静止画はDC20が最大200万画素(1632×1224ピクセル)、DC10が最大123万画素(1280×960ピクセル)で撮影できるほか、測距ポイントを9つ設けた「9点測距AiAF」や、3種類の測光方式(評価測光/中央部重点平均測光/スポット測光)、高速連写機能(最高画質で2.1枚/秒・連続10枚)、AEB撮影機能、ダイレクトプリント機能など、充実したデジカメ機能を搭載した。DC20にはフラッシュも装備。

 両機種ともにバッテリー/ACアダプター/リモコン/ケーブル類/アプリケーションCD-ROMをセットにしたオールインワンタイプになっている。

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