アユートは10月25日、「Astell&Kern」ブランドの新製品として、iPhone 5/5sなどでも利用できるLightning対応のDAC内蔵ポータブルアンプ「AK10」を発表した。11月8日に発売する予定で、価格はオープン。直販価格は2万9980円。
手のひらサイズのコンパクトボディーに、英WolfsonのDACチップ「WM8740」を搭載。ポータブルプレーヤー「AK100/AK120」で培ったアナログ回路技術やアンプ技術を投入し、「WM8740の持つ、深く豊かなサウンドをストレートに引き出した」(同社)という。
本体にはアナログライクな操作が可能なアルミ製の大径ボリュームを備え、細かい調整が可能だ。また、本体側面には再生/停止や早送り/早戻しといった操作が可能なコントロールキーも用意した。
入力は独自形状の専用端子になっており、iOSデバイスとは付属のLightningショートケーブル(10センチ)で接続する。この場合は、最大48kHz/24bitの楽曲再生が可能だ。またPCやMacと接続できるUSBケーブルも付属しており、対応ソフトウェアと組み合わせれば最大96kHz/24bitのハイレゾ音源再生が行える。なお、Android端末でも一部動作を確認しているが、専用のmicroUSBケーブルは別売となっている。
内蔵のリチウムポリマーバッテリーは1100mAh。iPod touch(第5世代)と組み合わせた場合で約11時間の連続駆動が可能だ(M4Aスタンダード、44.1kHz/16bit再生時)。充電はUSBケーブルで行う。
本体サイズは54(幅)×54(高さ)×13.2(奥行き)ミリ。重量は51グラム。上記のケーブル2本に加え、バンド付きレザーケースやクイックスタートガイドなどが付属する。
なお、同製品は10月26日と27日に「スタジアムプレイス青山」で開催される「秋のヘッドフォン祭 2013」で先行展示を行う予定。当日は試聴も可能だ。
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