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» 2016年05月19日 06時00分 UPDATE

写真展:井津建郎 写真展「ブータン 内なる聖地」

[井上輝一,ITmedia]

 さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。今回は、コニカミノルタプラザで開催している井津建郎 写真展「ブータン 内なる聖地」を案内する。

井津建郎 写真展「ブータン 内なる聖地」 ©井津建郎
井津建郎 写真展「ブータン 内なる聖地」 ©井津建郎
井津建郎 写真展「ブータン 内なる聖地」 ©井津建郎

開催の趣旨

2016年は、日本とブータン王国との外交関係樹立30周年に当たります。本展は、外務省の「日・ブータン外交関係樹立30周年記念事業」の一環としての写真展となります。

ヒマラヤ山脈の東端、インドと中国の間の高地に位置し、人口わずか76.5万人という小さな王国ブータンは、手つかずの自然が残るグローバリゼーションから一線を画した秘境として知られ、「国民総幸福量(GNH=Gross National Happiness)」の向上を理念として掲げ、独自の伝統と文化を誇りとする国です。2011年には、ワンチュク国王夫妻が結婚後初の外遊で国賓として来日し、東北の震災被災地などを訪れ話題となりました。

「聖地」をテーマに、エジプト、ヨーロッパや南米、カンボジアのアンコールなど、世界各地の石造遺跡などの撮影をライフワークとするアメリカ在住の写真家・井津建郎氏は、2007年までの6年をかけてブータンを撮影。国中が聖地ともいえるようなブータンの大地、文化や人々を特製の大型カメラで記録し、14×20インチの大きなネガを密着焼き付けしたプラチナ・プリントを制作しています。

「ブータン 内なる聖地」をテーマとした写真展は、過去にニューヨークのルービン・ミュージアム・オブ・アートなどで開催されていますが、東京での展示は今回が初めてとなります。世界的にもプラチナ・プリントの第一人者として評価される井津建郎氏。「生命の一滴のエッセンス、もしそのようなものがあるなら知ってみたい、見てみたい、そして感じてみたい」と長年の旅を続ける写真家の、無類の美しさを湛える作品の数々をご覧いただきます。

作者プロフィール
井津 建郎  Kenro Izu

1949年、大阪府生まれ。1969〜1970年、日本大学芸術学部写真学科に在籍。1970年、ニューヨークへ移住。1974年、ニューヨークでKenro Izu Studioを設立。1979年、最初のエジプト撮影を通じて「聖地」に興味を持ち、以降ライフワークとして世界30カ国以上で撮影を続ける。1983年、14×20インチのネガ・フィルムを使った密着プラチナ・プリント技法を開始。2013年、インドにおける人間の尊厳と生命のドキュメント作品「永遠の光」の制作を始め、2016年に完成。2016年、イタリア・ポンペイ遺跡の撮影を始める。
1983年以降、ニューヨークを中心にギャラリーや美術館での個展開催多数。メトロポリタン美術館(ニューヨーク)、東京都写真美術館ほか、美術館での作品収蔵多数。『Territories of the Soul(聖地の領域)』(2014年)、『Kenro Izu: A Thirty Year Retrospective(井津建郎30年レトロスペクティブ)』(2010年)、『ブータン 内なる聖地』(2007年)など10冊を超える写真集があり、本年、新作の『Eternal Light(永遠の光)』を刊行予定。
写真活動のほか、アンコール遺跡のある町、シェムリアップに小児病院を建てて運営する非営利団体「フレンズ・ウィズアウト・ア・ボーダー」を1996年に設立。カンボジアの子供たちに無償で医療を提供するアンコール小児病院が1999年に開院し、以来150万人の患者を診療し続けている。

写真展の詳細

名称 井津建郎 写真展「ブータン 内なる聖地」
開催期間 2016年5月3日(火)〜5月23日(月)
開館時間 10時30分〜19時(最終日15時終了)
定休日 期間内無休
入場 無料
会場 コニカミノルタプラザ(ギャラリーBC)

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