ソニーの“ひと味違う”ポータブル超短焦点プロジェクター、「LSPX-P1」と「Xperia Touch」をガチ比較!(1/3 ページ)

» 2017年08月04日 10時00分 公開
[山本敦PR/ITmedia]
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 「わが家でホームシアターを」となれば、専用の部屋を用意して天井にプロジェクターを吊り、スイッチを押せば照明が徐々に暗転して電動式のスクリーンがすっと静かに降りてくる……、なんて贅沢でお金もかかりそうな趣味を想像してしまうだろうか。ところが、世の中には「超短焦点プロジェクター」と呼ばれるスグレモノがある。

“Xperia”シリーズの「Xperia Touch」(左)と“Life Space UX”シリーズの「LSPX-P1」(右)

 超短焦点プロジェクターとは、レンズから幕面まで、通常のプロジェクターよりもずっと短い距離で大きな画面が投写できる映像機器のこと。中でもソニーグループから登場した2つのポータブル超短焦点プロジェクターは、リビングや子ども部屋の壁など家の中のちょっとした空いているスペースを活用しながら、とても手軽にホームシアターを満喫できるアイテムだ。スクリーンを準備する必要もなく、置くだけで壁が画面になる。ソニー“Life Space UX”(ライフスペースユーエックス)シリーズの「LSPX-P1」、そしてソニーモバイルコミュニケーションズの“Xperia Smart Product”の第2弾として登場した「Xperia Touch」は、一体どのような製品なのか。それぞれの特徴を深く掘り下げてみよう。

何ができる? 2つのプロジェクターの特徴とは

 大きな画面でテレビや映画を楽しむだけなら、わが家にはもう薄型テレビがあるので大丈夫だと思うかもしれない。確かに、従来のプロジェクターはBlu-ray Discプレーヤーなど映像再生機器を接続して、大きな画面に映像を表示するためのシンプルなデバイスだった。ところがソニーの2つの超短焦点プロジェクターには、同社の技術を活用する数々の新機能と、今までにない体験を作り出すアイデアが詰まっている。

LSPX-P1はプロジェクター(左)とワイヤレスユニット(右)の2ピース構成。ワイヤレスでつながるのでワイヤレスユニットはテレビ台の下に置き、プロジェクターだけを映像を見たい位置に設置できるのだ

 LSPX-P1は、従来のオーディオビジュアル機器のカテゴリーを超え、人々が暮らす生活空間の中に自然と溶け込む機器をコンセプトに掲げる“Life Space UX”シリーズのポータブル短焦点プロジェクターだ。最も大きな特徴は、プロジェクターとワイヤレスユニットの2ピース構成になっていて、互いを5GHz帯の無線で結ぶワイヤレス対応であるところ。出荷時にペアリングが済んでいるため設置は手間いらず。プロジェクター側にはバッテリーとスピーカーも内蔵されているので、リビングに置いてあるBlu-ray Discプレーヤーで再生しているコンテンツをワイヤレスで家の中に飛ばして、寝室でシアター気分が味わえる。

 Xperia Touchは同じくバッテリーを内蔵するポータブル短焦点プロジェクターの機能の上に、赤外光を感知する最大10点のマルチタッチセンサーを搭載し、Xperia Touchが投写した壁やテーブルを、触って操作するスマートスクリーンに変えるところが画期的だ。Android OSが搭載されているので、映像配信サービスにゲームなどGoogle Playからアプリケーションをインストールし、タブレットに近い感覚でさまざまなコンテンツを楽しめる。

Android OSを搭載したXperia Touch

 この2機種はともに、本体は大人が片手で持てるほどコンパクトなサイズ感に作られているので省スペース。壁面の空きスペースに最大80インチまでの大画面が映せるほか、レンズからスクリーン面までフォーカス合わせのために必要な焦点距離がとても短く、テーブルや床に直接置いて投写できる。シアター用途にだけでなく、フォトビューワーやさまざまな情報を確認するためのディスプレイとしてもプロジェクターの楽しみ方が広がっていく。

Xperia Touchは赤外光を感知する最大10点のマルチタッチセンサーを搭載しているため、投写した画面を操作できる

 映像を投写するためのデバイスには、ソニーが独自に開発して、ホームシアター用のプレミアム4Kプロジェクターにも搭載してきた実績豊富な液晶ディスプレイデバイス「SXRD」がどちらの製品にも採用されている。LEDよりも色域が広く、安全性にも配慮したレーザー光源を使っているので、コンパクトながらもソニーのプロジェクターらしいキレのあるクリアな映像が楽しめる。

 ソニーが誇る高画質化技術に加えて、自由度の高い設置性と多彩な機能が搭載されているLSPX-P1とXperia Touchは、とても気になるポータブル短焦点プロジェクターだけれど、では実際に導入するとなれば、普段使いでも楽しめるのだろうか? 例えば頻繁に見ることになるであろうテレビやインターネット動画、写真などのコンテンツがどれぐらい簡単・便利に視聴できるのか知りたいという方も多くいるだろう。今回は両方の製品をお借りして、それぞれのコンテンツを楽しむお手軽ホームシアターを実践してみた。

普段使いに必須のコンテンツ「テレビ」を視聴してみた

 それでは、LSPX-P1、Xperia Touchによるコンテンツの楽しみ方を順に紹介していこう。プロジェクターは映画を楽しむためのものという先入観をお持ちの方もいるかもしれないが、Blu-ray Discレコーダーやセットトップボックスなどテレビチューナーを搭載する外部機器につなげば、立派に大画面テレビと同じ役目を務めてくれる。毎日のテレビ視聴にもぜひ積極的に活用したい。

 LSPX-P1の大きな魅力は「ワイヤレステレビ」にもなるところだ。リビングのBlu-ray Discレコーダーにワイヤレスユニットを接続しておけば、無線(5GHz帯を使用)が届く範囲内で自由にプロジェクターユニットを持ち運べる。例えばキッチンの壁のちょっとした空きスペース、ダイニングテーブルの上、子ども部屋の床などにテレビの映像が投写されたら、初めて体験した人はあっと驚くにちがいない。

LSPX-P1を使って寝室の壁を大画面テレビに! リビングにあるBlu-ray Discレコーダーにワイヤレスユニットを接続しておけば録画番組も見ることができる

 LSPX-P1の場合、再生したいコンテンツの選択や画面の明るさ・傾き調整、台形補正などの詳細設定はiOS/Android対応のスマホアプリ「ポータブル超短焦点プロジェクターアプリケーション」から簡単に行える。

LSPX-P1は専用アプリ「ポータブル超短焦点プロジェクターアプリケーション」で各種操作を行う

 プロジェクターにBlu-ray Discレコーダーのリモコンを向けてボタンを押せば、離れた部屋のレコーダーが操作できる感覚は斬新だ。これは、プロジェクターからワイヤレスユニットにリモコン信号を無線伝送し、レコーダーに取り付けた「AVマウス」から赤外線のリモコン信号を送出することができるため。生放送のチャンネル切り替えや録画番組の選択などもサクサクとできて快適だった。

LSPX-P1に付属する「AVマウス」。レコーダーの受光部近くに設置しておけば、ほかの部屋でもレコーダーのリモコンで再生する番組を選ぶなどの操作ができる

 ワイヤレスユニットにはHDMI入力と出力の両方が搭載されている。ユニットに電源を入れて、リビングのテレビとの間に設置すれば毎度ケーブルをつなぎ替える手間は不要。テレビとプロジェクターによるシアター環境を便利に使い分けられる。

LSPX-P1のワイヤレスユニットにはHDMIの入力と出力を1系統ずつ装備
ワイヤレスユニットはBlu-ray Discレコーダーとテレビの間に挟むように設置すればいい(HDMIケーブルは別売)

 続いてXperia Touchでテレビを視聴してみよう。

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提供:ソニー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia LifeStyle 編集部/掲載内容有効期限:2017年8月13日

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