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ヤフーBBマガジン[9月号] 2003年8月8日(金)
超図解 Yahoo! BBサービスの謎を解く!

ナゾ
伝送損失と速度の関係は?

 電話線はNTT交換局から自宅まで直線的に引かれているわけではない。また、間にいくつもの機器があったり、電話線自体が古くなっているところもある。NTT交換局までの距離はあくまで参考にしかならないわけだ。そこで、距離ではなくNTT交換局から届く電気信号がどのくらい劣化するのかを数値で表した「伝送損失」が判断の目安になる。NTTではユーザー宅からNTT交換局までの実際の線路長と伝送損失の情報を提供しているので、どんな環境にあるかがわかりやすくなっている。

伝送損失とは?

伝送損失は、160kHzでの信号電力の劣化程度をdB(デシベル)で表す損失量のこと。この帯域はADSLで利用される全周波数帯の中間にあたる。数値はNTTが提供する「電話回線の線路情報(線路情報開示システム)」で確認できる。この数値を参考にすれば、最適なADSLサービスを選べるわけだ。なお、リーチDSLは50dB以上の環境で推奨されている。

dBの数値による速度の変化
〜20dB フルリンクが可能
〜45dB 1.5Mbps以上
〜55dB 640kbps以上
50dB以上 リーチDSLを推奨

グラフ

ADSL 12M
12Mサービスでは、伝送損失が20dB以下であれば12Mbps近い速度で利用できる。しかし、伝送損失に対する速度の低下が著しい
ADSL 8M
8Mサービスでも、伝送損失が20dBを超えると速度は低下し、1.5Mbps以上の速度で利用できるのは45dBまでとなる
ADSL 1.5M
1.5Mサービスは、伝送損失に対する速度の低下割合が少ない。それでも45dBを超えると急激に速度が低下する
リーチDSL
リーチDSLは、伝送損失による速度への影響が少なく、70dBの伝送損失があっても安定した接続が可能になっている
ISDN
ISDNは回線がデジタルとなるため、伝送損失が大きくても接続できる。最大転送速度が128kbpsであることも要因のひとつだ

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