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日経平均 | 10393.23円 | △72.29円 |
売買高 | 18億6313万株 | − |
日経平均先物 | 10410円 | △100円 |
売買代金 | 1兆1993億円 | − |
TOPIX | 946.40 | △1.80 |
値上がり銘柄 | 951銘柄 | − |
東証マザーズ指数 | 440.56 | △0.94 |
値下がり銘柄 | 572銘柄 | − |
日経ジャスダック平均 | 1242.85円 | ▼4.11 |
変わらず | 163銘柄 | − |
騰落レシオ | 88.90% | △0.71% |
個別の材料に反応しながらも底堅さを確認して堅調
米国市場が休場となったこともあって手掛かり材料に乏しい展開となりましたが、欧州市場がG20財務相・中央銀行総裁会議の金融規制などを受けても大幅高となっていたこともあり、買い先行となりました。ただ、外国人売買動向(市場筋推計、外資系10社ベース)が売り越しと伝えられたことや為替が若干円高に振れたこと、また銀行株が金融規制に対する懸念から売られるなど上値の重い展開となり、上値の重さを嫌気して手仕舞い売りなどもかさみ軟調となりました。
後場は一転先物を中心に買い先行となり堅調な地合いとなりました。「CO25%削減」を取りざたして「電池関連銘柄」を中心に環境関連銘柄が買われ、個別の材料に反応する形で物色対象も広がりを見せ、先物のまとまった買いを交えながらじり高となりました。先物主導で前場の高値を抜けると目先筋の買戻しもかさみましたが、節目の一つと見られる10400円を意識するところでは上値も重くなりました。ただ、最後まで買いは続き節目で上値を押さえられながらも高値引けとなりました。
小型銘柄はまちまちとなりました。市場参加者が限られてるなかで、値動きの良い主力銘柄に買いが集まり東証マザーズ指数は堅調、二部株指数も小幅高とはなったものの、日経ジャスダック平均は軟調となりました。先物は朝方からまとまった売り買いが交錯する格好となりましたが、後場に入るとまとまった買いが断続的に入り、指数を押し上げる要因となりました。
米国市場が休場となり、値動きもないと思われましたが後場に入って先物主導で堅調となりました。ただ、指数も節目と見られる10400円水準を意識すると上値を押さえられてしまいました。市場参加者が相変わらず広がらず、最後まで買い切れないということに表れているようです。目先的には不透明要因が多く、参加し難いかと思いますが、景気回復を織り込みに行くところでは基調は強含みに推移して行くものと思います。新政権に対する期待が不安に変わっており、強気になり切れないということなのでしょう。
高値引けとなりましたが、遅行線が日々線に上値を押さえられています。日々線も基準線や転換線を意識して来るところでもあり。ここから上に抜けるかどうかの正念場となって来そうです。ストキャスティックスは底値圏からの反発となっているのですが、RSIはまだ下げ足りない感じであり、いったんは再び下値を確認するような場面もあるのではないかと思います。
銀行株が軟調となったことから日経平均に比べると戻りの鈍さが気になります。まだまだ下値を探る状況には変わりなく、ストキャスティックスは底値圏からの反発となっているのですが、日柄的な整理が必要ということなのでしょう。日柄整理が進めばこの水準での底堅さを確認しているなかで、RSIも底値を確認してから反発となるものと思います。
戻りを試す展開ですが転換線に上値を押さえられています。ストキャスティックスは底値圏からの反発となっており、RSIも底値圏から反発しかけていると見ても良く、転換線に上値を押さえられながら下値を試す場面もあるのかもしれませんが、徐々に戻りを試すことになりそうです。
先物主導だが、環境関連銘柄などが高い
太陽電池を生産する新工場を宮崎県に建設すると発表、収益拡大を期待した買いが入り買い気配で始まるなど堅調となりました。
本日付の新聞で2009年7−9月期の連結営業損益が従来予想を上回って3四半期ぶりに営業黒字意転換する見込と報じられたことから、手掛かり材料難の相場のなかで買いが集まり大幅高となりました。
昨日の大引け後に2010年3月期の連結経常利益が従来予想を下回ると発表、配当予想を減額修正したことも嫌気されて大幅安となりました。
次世代送電網「スマートグリッド」分野で日立と技術協力することで基本合意したと発表したことで、収益拡大期待が強まり、買い気配で始まるなど大幅高となりました。
9月末の日経平均の定期入れ替えの該当銘柄無しと伝えられたことから、組み入れ候補として買われた反動で売られ軟調となりました。
2020年までの日本の温暖化ガスの中期目標を1990年比25%削減と民主党代表が表明したことから、環境関連銘柄、特に電池関連銘柄を見直す動きとなり、値動きの軽さも手伝って買いを集め、ストップ高となりました。
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