ついに発売!FOMA SH900i
「単に、シルバー、ブルー、レッドではなくて、言葉の響き、字の持つパワーを端末にも取り入れていこう」
3色がラインアップされるシャープ製の「FOMA SH900i」。そのカラーリングテイストはこんな意図から作り上げられたと、シャープ デザインセンターの藤本英俊主事は話す。 携帯電話のカラーは、多くの場合ユーザーの意識調査に基づいて決定される。無難なシルバーは外せない、女性向けにピンクや淡いブルーを……などなど、ユーザーが受け入れやすい色の上位3色を選ぶということが多い。一時期、どのメーカーの端末も「シルバー」「ブラック」「ピンク」の3色展開になってしまったことがあったが、これがマーケティングに基づくカラー設定の限界だった。 SH900iで藤本氏は、具体的な色の指定はなしにテーマで色を決めるという課題に取り組んだ。そのテーマとは、「究極」「知性」「情熱」である。 |
![]() シャープ 商品企画部の山口毅氏 |
SH900iのデザインを一言でいえば、「ユーザーに媚びていない」となるのではないか。ある意味、ユーザーが何を求めるか? に従って決められてきた携帯デザイン。SH900iのデザインは、そうした手法とは対極を成すものだ。3色に共通するメインテーマは「存在感と誇り」。
「存在感といっても“目立つ”という意味ではなく、静かなる存在感。ノイズではなくソリッドな存在」(企画を担当した山口氏)
多くの900iシリーズと違い、ツートンカラーも使わず、敢えてシンプルでソリッドなデザイン・カラーを選んだ。端末のデザインも、幾何学的な形状を組み合わせ、それを繰り返す「ジオメトリック・アーキテクチャー」。単純な形態を組み合わせ、敢えてカメラなどの高機能さが目立たない構成にした。
それは携帯電話のデザインは単体で完結するものではないという認識からだ。「人との関係が重要。使っていくことで、互いに引き立て合うものにしたい」
ユーザーに媚びず、シンプルかつ高級感を持たせ、ユーザーが使っていく中で、有能なパートナーとして愛していけるデザイン。使い込むほどに愛着がわく、それがSH900iの目指したものだ。
200万画素AFの「SH900i」、3月20日発売
3月20日、オートフォーカス機構付きの200万画素カメラを搭載したシャープ製端末「SH900i」が全国一斉に発売される。900iシリーズとして4機種目の登場。
目指したのはドイツ車のような質実剛健〜「SH900i」
AF機能付きの202万画素CCD、ExcelやWordファイルをそのまま閲覧できるドキュメントビューワ、シンプルな中に存在感のあるデザイン──。「SH900i」は、ドイツ車の質実剛健さを目指した端末だ。
Excel、PDFの閲覧も〜「SH900i」
SH900iは、シリーズ最大の202万画素AF付きCCDカメラを搭載。「505i」譲りの操作性をFOMAで実現した。大きな特徴は、ExeclやPDFなどのビジネス文書ファイルを、変換なしでそのまま閲覧できることだ。Excelの複数シートなどにも対応している。
900i、5機種のソフトを比較する
“505i相当”といわれる900iのソフト。ドコモがマスコミ向けに公開した5機種の実機を元に、機能の紹介から一歩踏み込んで、各機種のメニューなどを画面で比較した。
900i、DQとFF以外のiアプリはどんなものがある?
900iシリーズのiアプリは、「ドラゴンクエスト」「ファイナルファンタジー」ばかりが目立っているが“それ以外”にどのようなアプリがプリインストールされているのだろうか。
特集:900iシリーズ登場
2004年2月には、FOMAの新シリーズ「900i」が登場する。カメラや端末の重さ、待受時間などさまざまな面で、ムーバと同等の仕様とし、コンテンツなどのサービス面では505iを上回る。