「watchOS 4」配信開始 ウォッチフェイスのSiri対応や音楽機能の拡張など
Apple Watch向けの「watchOS 4」が配信された。ウォッチフェイスがSiriに対応したほか、万華鏡やトイ・ストーリーの壁紙が追加。ワークアウトやミュージックのアプリも拡張される。
iOS 11に続き、9月20日にApple Watch向けの最新OS「watchOS 4」の配信も始まった。
アップデートは、ペアリングしているiPhoneを経由して行う。「Watch」アプリの「マイウォッチ」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」からファイルをダウンロードすればよい。iPhone 7 Plusで確認したところ、アップデートファイルの容量は556MBだった。
watchOS 4ではウォッチフェイス(文字盤)がSiriに対応し、時刻、場所、毎日の日課に基づいて、必要な情報をカード形式で表示する。新たに「カレイドスコープ(万華鏡)」や「トイ・ストーリー」のウォッチフェイスが追加される。
アクティビティリングを完成させるための具体的な提案をする機能や、前月の成果に基づいた月間チャレンジ機能を追加する。
「ワークアウト」アプリもバージョンアップし、高強度インターバルトレーニング(HIIT)に対応したアルゴリズムを追加したほか、プールでの水泳ワークアウトにも対応した。
「GymKit」対応のフィットネス機器と簡単な操作でペアリングし、心拍数、速度、カロリーなどの情報をワークアウトに反映できる。ワークアウトセッション中に、ワークアウトアプリから直接音楽再生画面にアクセスできるようになる。
終日の心拍数をグラフで表示可能になるほか、心拍数がある値を超えた際に通知をするオプションも追加する。
「ミュージック」アプリの機能も拡張。アルバムアートをより簡単にスクロールして見られるようになる。今までは1つのプレイリストしか同期できなかったが、複数のプレイリストを同期可能になる。
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