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FOMA初の「VGA+液晶」搭載 地域限定色もあったハイスペックケータイ「N903i」(懐かしのケータイ)
NTTドコモのハイエンドFOMA、903iシリーズの1つとして登場した「N903i」。FOMA端末では初めてVGAクラスの解像度の液晶を搭載し、高い表現力を持つ折りたたみケータイでした。
ITmedia Mobile編集部で発掘された、思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのNEC製ケータイ「FOMA N903i」です。
N903iはFOMAケータイとしては初めてVGA+(480×690ピクセル)の高解像度液晶を採用しました。従来のQVGA(240×320ピクセル)液晶に比べ、ピクセル数が4倍以上になったことで、903iシリーズの共通機能となったGPSナビゲーション機能はもちろん、フルブラウザ、ドキュメントビューアにおいて細かい文字をよりはっきりと読めるようになりました。
アウトカメラには、オートフォーカス(AF)対応の320万画素CMOSカメラを搭載。先代の「FOMA N902iS」から手ブレ補正機能が強化された「ウルトラデジタル手ブレ補正カメラ」機能を備え、動画撮影時に従来の2軸から4軸の手ブレ補正が可能になりました(静止画は6軸の手ブレ補正)。
発売当初は、ジェットブラック、スパークルホワイト、バーミリオンオレンジ、サーフブルーの4色展開でしたが、サマンサタバサとのコラボモデルとして、関西エリア限定でプラチナピンクが追加されました。
「N903i」の主な仕様
- 発売日:2006年11月14日
- キャリア:NTTドコモ
- メーカー:NEC
- サイズ:約49(幅)×105(高さ)×24(奥行き)mm
- 重量:約112g
- メインディスプレイ:2.5型(480×690ピクセル)TFT液晶 26万2114色
- サブディスプレイ:1型(120×90ピクセル)TFT液晶 6万5536色
- アウトカメラ:有効約320万画素CMOS
- インカメラ:有効約33万画素CMOS
- ボディーカラー:ジェットブラック、スパークルホワイト、バーミリオンオレンジ、サーフブルー、プラチナピンク(関西エリア限定)
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