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Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
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YIG Yahoo! Internet Guide 2000年11月号より
#009 - ADSL Part.2 High Speed Access

高くて遅い日本方式
Annex.AとAnnex.C

 ブリッジとルーターという違いのほかに、ADSLという通信手順自体に、複数の方式が存在する。現在、日本で利用されているのは北米で主流のG.dmt規格の「Annex.A」(アネックス・エー)と日本向けのG.lite規格の「Annex.C」(アネックス・シー)の2つ。Annex.Aは北米仕様とも呼ばれ、最大通信速度は6Mbps。モデムは米国からの安価な輸入品(1万円以下)が使える。東京めたりっく通信が採用している。一方、Annex.Cは日本仕様と呼ばれ、NTTが推奨。ISDNとの干渉を少なくした日本向けの仕様で、最大通信速度は1.5Mbpsに抑えられている。住友電工やNECがこの方式のモデムを製造しているが、国内の限られた市場向けとなるため大量生産できず、価格が米国からの輸入品(Annex.A)に比べ4倍以上となる。

郵政省の報告書以降
NTTの対応は改善方向へ

 ADSLサービスの開始やエリア拡大に関しては、従来からNTTの対応の悪さが指摘されていた。しかし、7月に郵政省が発表した「高速デジタルアクセス技術に関する報告書」では、ADSL普及に向けたNTTへの対応なども事細かに提言されており、現在では、かなり改善されているという。たとえば、申し込みのあったユーザー宅の調査は、従来であれば3週間程度を要したのに、現在では5営業日で対応しているという。

 イー・アクセスは、来年3月までの予定で、東京03地域、大阪06地域を中心に、東京市部、神奈川県、千葉県、埼玉県、兵庫県など東日本、西日本合わせて約150局の開局スケジュールを発表した。「わが社はキャリアズ・キャリアという立場で、ADSLのアクセス回線を提供することが業務」というイー・アクセスの小畑CTO(イー・アクセス取締役・CTO(チーフ・テクニカル・オフィサー)小畑至弘氏)。ユーザーは、あくまでもプロバイダと契約して、イー・アクセスは前面に出ないという。既存プロバイダにADSL接続のメニューを提供していく。

 8月から試験サービスという形で@niftyと提携して月額7000円でADSL接続を提供中。今後は、11月をめどにBIGLOBE、GOL、PSInet、FastNetなどにも回線を提供する予定だ。また、「現在数社の大手プロバイダとも交渉中」(同氏)とのことだ。

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