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HP決算、2期続けての減収減益

» 2012年02月23日 17時04分 公開
[佐藤由紀子,ITmedia]

 米Hewlett-Packard(HP)は2月22日(現地時間)、2012年第1四半期(2011年11月〜2012年1月)決算を発表した。GAAPベースでは、売上高が前年同期比7%減の300億3600万ドル、純利益は44%減の14億6800万ドル(1株当たり純利益は73セント)と前期に続いての減収減益だった。主力のPCやプリンタの売り上げが不調だった。

 非GAAPベースでは、純利益は40%減の18億3200万ドル(1株当たり92セント)で、1株当たり純利益はThomson Reutersがまとめたアナリスト予測の87セントを上回った。

 売上高を部門別で見ると、増収だったのはサービス部門とソフトウェア部門のみ。前者は前年同期比1%増の86億2600万ドルで、後者は30%増の9億4600万ドルだった。ソフトウェア部門の売り上げには、昨年買収したAutonomyの売り上げが含まれる。企業向けのサーバ、ストレージ、ネットワーキング部門は10%減の50億1800万ドル、イメージング&プリンタ部門は7%減の62億5800万ドル、webOS端末の扱いを終了し、企業および個人向けのPCのみを扱うようになったパーソナルシステム部門は15%減の88億7300万ドルだった。PCの総販売台数は18%減だった。

 社長兼CEOのメグ・ホイットマン氏は発表文で「われわれは第1四半期を予測通りに達成できた。HPのテクノロジー業界におけるリーダーシップを再度主張できるようになるよう、引き続き必要な対策を講じていく」と語った。

 第2四半期(2〜4月)については、非GAAPベースの純利益を1株当たり88〜91セントと予想。通年の予測は前期と変わらず、非GAAPベースの純利益を1株当たり4ドル以上とした。

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