　今年で公開30周年を迎えるアニメ映画の名作だが、ネットでは主人公たちが滅びの呪文「バルス」を唱える瞬間に合わせて「バルス」を投稿するお祭りとして長く親しまれてきた。現在の祭りのメイン会場はTwitterに移り、2013年8月の放送時は1秒間に14万3199ツイートが投稿された。米Twitter本社でも“特別なイベント”として認知されているという。

Twitter公式アカウントも歓迎

特設サイト「バルス　みんなの時刻予想」

　Twitter日本版の公式アカウントは「ぜひTwitterを片手にお楽しみください」と呼び掛けている。「もしかすると、途中、サーバーの処理速度が遅くなる可能性もありますが、すぐによみがえるはずですのでご容赦ください」とも。Twitterのエンジニアも今夜の超高負荷テストに万全の体制で臨むはずだ。

　テストと言えば、翌日16日はセンター試験初日。Twitter公式アカウントは「＃バルスも良いですが、明日センター試験の皆さん、後で後悔しないように頑張ってくださいね」と配慮も。

　「金曜ロードSHOW!」は特設サイト「バルス!!　みんなの時刻予想」を開設。NTTデータはツイート分析サービスを活用し、「バルス」ツイートの全量リアルタイム計測を実況する。

NTTデータ、ラピュタ「バルス祭り」のツイート全量をリアルタイム計測　実況中継も
NTTデータが、1月15日の「天空の城ラピュタ」放送時間中、「バルス」のツイート量をリアルタイムで計測し、実況中継する。
「日本人のTwitter好きは“異常”」――Twitter、開発拠点を日本に新設　世界に活用法を提案
発信だけでなく、情報収集ツールとしての活用を強化していきたいというTwitter。熱心なユーザーが多い日本に開発拠点を新設し、世界に向けた新機能開発に取り組む。
「“バルス”は迷惑？」「大喜利タグって日本独特？」――Twitter本社でいろいろ聞いてきた
“バルス”の大騒ぎ、Twitter本社はどう見てる？　日本独特の大喜利タグ、その理由は？　――サンフランシスコのTwitter本社で日本人エンジニアの方に質問をぶつけてきました。
“バルス祭り”その時Twitterの中の人たちは──日本と米本社をまたいだ舞台裏
金曜日の夜放映の「天空の城ラピュタ」で勃発した“バルス祭り”。その秒間ツイート数を迅速に発表したTwitterの中の人に舞台裏を聞いてみた。