大雨で「首都圏外郭放水路」稼働 濁流が“地下神殿”を満たすまでの動画公開 国交省(1/2 ページ)

 国土交通省江戸川河川事務所は9月7日、同日の大雨に伴い「首都圏外郭放水路」(埼玉県春日部市)に雨水が流れ込む様子を撮影した動画を公式Xに投稿した。

江戸川河川事務所の投稿

 首都圏外郭放水路は、地下約50mを通る世界最大級の地下放水路。周辺の中小河川が増水した際に複数の立坑(縦穴)から水を取り込み、地下トンネルを通じて巨大な調圧水槽に集め、流量に余裕のある江戸川へ流すことで浸水被害を防ぐ。柱が立ち並ぶ調圧水槽の景観は“地下神殿”の愛称で知られる。

倉松川の水が流れ落ちる第3立坑の流入部(出典:江戸川河川事務所の投稿より、以下同)

 公開した46秒の動画は、施設内の監視カメラの映像をつないだもの。冒頭に映るのは、7日午前5時42分時点の第3立坑の映像。春日部市内を流れる倉松川から取り込んだ濁流が、渦を巻きながら流れ落ちていく。第1立坑から調圧水槽への流入部でも、灰色に濁った水が次第に水位を上げていく様子が映る。

第1立坑から調圧水槽への流入部。濁った水が押し寄せる

 終盤には、“地下神殿”が徐々に水で満たされていく様子も確認できる。乾いた床を伝って水が広がり始め、柱の根元を波打ちながら覆っていく。最後には床一面が水没し、立ち並ぶ柱だけが映る光景に変わる。

“地下神殿”が水で満ちていく様子(1/5)

 X上では動画の公開を受け、「神殿が機能している……!」「これ作ろうって言った人ほんますごいわ」などのコメントが上がっている。

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