東京23区で「徒歩10分以内」に駅がない地域はどこ? 駅空白地帯マップが話題(1/2 ページ)

 東京23区周辺を対象に、徒歩10分内・15分内に駅がない地域をそれぞれ赤色で示した2枚の地図が、Xで話題だ。統計データの地図表示サービス「47maps」の公式Xアカウント(@47maps)が投稿したもので、鉄道網が発達した都心部でも、徒歩10分圏では駅に届かない地域が広範囲に残る様子が見て取れる。

47maps公式Xアカウントの投稿より、以下同

 徒歩10分内の地図では、山手線の内側にあたる新宿・文京・千代田区周辺こそ白い(=駅に届く)場所が目立つ。一方、都心から郊外へ離れるにつれて赤色が増え、練馬・杉並・世田谷区など西側の住宅地や、足立・葛飾・江戸川区など東側へ放射状に広がっていく。

徒歩10分内に駅がない地域(赤色)を示した地図

 徒歩15分内まで広げると赤色は大幅に減り、皇居や代々木公園、赤坂御所、新宿御苑といった広い緑地などを除けば、都心からほとんど赤い部分が消える。それでも練馬区や世田谷区の外縁部、江戸川区の河川沿いなどには赤色が点在しており、徒歩15分でも埋まらないエリアがあるようだ。

徒歩15分内に駅がない地域(赤色)を示した地図。ほとんどの地域が白色に

 ただ、Xのコメントでは一部の私鉄や地下鉄などの駅が反映されていないのではとの指摘も出ている。例えば、徒歩10分の地図を見ると、荻窪駅の北側は駅のすぐそばでも大部分が赤く染まっている。

 この点について47mapsを運営する日本統計センター(北九州市)に問い合わせたところ、地図は「道路到達圏」という考え方で作成しており、自動車や自転車などが通行できる一般道路だけを距離計算の対象にしているため、駅構内の通り抜けや地下道は考慮されないという。駅の座標は乗り入れ路線をまとめて1点に設定しており、荻窪駅の場合は南口側に起点があるため、北口側へは駅を通り抜けられない前提で迂回計算され、駅のすぐそばでも赤く表示されたと説明する。

 地図は、23区内の全ての鉄道駅を起点に、分速80m(一般的な歩行者の速度)で10分圏を計算し、どの駅の圏内にも含まれなかったエリアを赤く表示したものだという。

荻窪駅の北側は駅のすぐそばでも大部分が赤く染まっているなど、細部の精度には粗さも

 47mapsは、同センターが運営する統計マッピングサービス。国勢調査などの統計データを誰でも無料で地図上に色分け表示でき、自宅や職場の周辺がどんな地域なのかを自分で確かめることもできる。

 なお、この「徒歩10分内に駅がない地域」マップは、同センターの別のGISシステム「MDS」で描画したものだという。そのため、同じ地図を47maps上で表示することはできないとのことだ。

【追記:2026年8月26日午後11時30分更新 日本統計センターへの取材に基づき、地図の算出方法と、荻窪駅周辺などで駅のすぐそばが赤く表示される理由についての説明を追記しました。】

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

本日の新着記事

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

ITmedia NEWS SNS

X @itmedia_newsをフォロー

インフォメーション

ITmediaNEWSをフォロー

あなたにおすすめの記事PR