相次ぐ「道路冠水」が予測しづらい理由 ナビタイムに聞く、豪雨からクルマを救う「道路標高マップ」試作のきっかけ(2/3 ページ)

地表の凹凸を可視化した「道路標高マップ」

 こうした状況を見たナビタイムは、自社の地図データ処理技術を用いて何らかの参考情報を提供できないかと考えた。そして地図会社から提供される道路標高データを基に、生成AIなどを使って作成したのが道路標高マップだ。

「道路標高マップ」。小さな青い円は、水がたまりやすい場所

 道路標高マップを見ると、道を示す黄色い線がワイヤーフレーム(3Dモデリングの立体の表現方法。線と頂点で描く)のような役割をして、地表の凹凸が分かりやすい地図になっている。右上の検索窓で地名や駅名、交差点名を入力すれば場所を指定できる他、高低差が分かりやすいように地図の標高を強調する機能もある。

たびたび冠水被害が報告される渋谷周辺の標高を「30倍」に強調した画面。谷であることがよく分かる
出典・ナビタイムジャパン

 地図の所々にある小さな青い円は、水がたまりやすい場所だ。そして右下の操作パネルで雨の強さを選び、「降雨 開始」ボタンを押すと、雨水を示す水色の玉が道路上を流れていく様子がアニメーションで表示される。時間経過と共に、黄色だった線(道路)が水色に変わる所も出てくる。

渋谷駅周辺。猛烈な雨(1時間に90mm)に設定して「降雨 開始」ボタンを押すと駅周辺の道がだんだん青くなっていく。再生速度は20倍まで対応
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