Google、「SuperPoke!」のソーシャルアプリ企業Slideを買収
Googleが、Facebookアプリ企業のSlideの買収を正式に発表した。Slideのチームは新たなソーシャル機能の開発に従事するとしている。
米Googleは8月6日(現地時間)、SNS向けエンターテインメントアプリを手掛けるソーシャル技術企業の米Slideを買収したと発表した。買収総額など詳細は公表していない。
Slideは2005年創業のサンフランシスコに拠点を置く非公開企業。創業者のマックス・レフチンCEOは米PayPalの共同創業者で、米Yelpの会長も務める。FacebookやMySpaceなどのSNS向けに、バーチャルペット飼育ゲームの「SuperPoke! Pets」やコンテンツ共有アプリ「FunSpace」などのエンターテインメントアプリを提供している。200カ国以上でサービスを提供しており、月間ユニークユーザー数は2700万人以上という。
買収後、レフチンCEOとSlideの従業員はGoogleに編入され、新たなソーシャル機能の開発に従事する。Googleの公式ブログには「今すぐ詳細を発表できるような製品計画はないが、ユーザー同士のコミュニケーションをより良くするためのツールをともに開発できることを楽しみにしている」とある。
Googleは「Slideは多くのプラットフォームで利用できる素晴らしいソーシャルな体験を作り出しており、GoogleはGmail、Google Docs、Blogger、Picasa、YouTubeなどの製品に強力なソーシャル機能を組み込んでいる。SlideがGoogleに加わることで、われわれはGoogleのサービスのソーシャル機能をさらに強化していく」としている。
Googleは7月にSlideの競合であるソーシャルゲーム大手、米Zyngaに1億ドル以上を出資したと報じられており、同社がゲーム市場に参入するといううわさが流れている。
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