Android、2014年に世界2位のスマートフォンOSに――IDC予測
Androidは好調なスマートフォン分野でも特に急成長しており、2014年には25%近いシェアを獲得して、BlackBerryを抜くとIDCは予想している。
スマートフォン市場は好調に伸びており、中でもAndroidが大きく勢力を伸ばしそうだ――米調査会社IDCがこのような見通しを発表した。
IDCによると、今年の世界スマートフォン出荷台数2億6960万台と、前年から55.4%増加する見込み。同社の以前の予想を10%以上上回るという。これに対し、スマートフォンも含めた携帯電話全体の出荷台数は14.1%増の見込みだ。スマートフォンは2011年も24.5%という高い成長率を記録するが、2014年には13.6%と成長ペースが低下すると同社は予想している。
「スマートフォンは今年、世界の携帯電話市場の回復促進要因となっている」とIDCは述べ、特にAndroidは注目だとしている。同OSはカスタマイズが可能なためベンダーの支持を得ており、またユーザーも、使いやすさやアプリの増加から、急速に同OSを受け入れるようになっているという。
同社の予想では、Androidは2010年から2014年にかけて、シェアを16.3%から24.6%に拡大し、世界第2位のスマートフォンOSの座を獲得するという。Symbianは首位を守るが、シェアを40.1%から32.9%に落とす見込み。BlackBerryはシェアはあまり変わらないが、Androidに抜かれて2位から3位に転落、AppleのiOSはシェアを14.7%から10.9%へと落とすという。Windows Mobileは順位こそ変わらないが、シェアを6.8%から9.8%に伸ばしてiOSに迫る見通しだ。
OS | 2010年シェア | 2014年シェア | シェア変化率 |
---|---|---|---|
Symbian | 40.1% | 32.9% | -18.0% |
BlackBerry OS | 17.9% | 17.3% | -3.5% |
Android | 16.3% | 24.6% | 51.2% |
IOS | 14.7% | 10.9% | -25.8% |
Windows Mobile | 6.8% | 9.8% | 43.3% |
その他 | 4.2% | 4.5% | 8.3% |
(資料:IDC) |
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