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NTTコム、TOEIC 900点台の高精度翻訳を実現する企業向けAI翻訳プラットフォーム 3月1日提供開始
NTTコミュニケーションズは、AI技術を活用した自動翻訳ソリューション「AI翻訳プラットフォームソリューション」を発表した。
NTTコミュニケーションズは1月15日、AI技術を活用した企業向け自動翻訳ソリューション「AI翻訳プラットフォームソリューション」を発表、3月1日に提供を開始する。提供価格は1IDあたり8000円から(最低ID数は10で、100ID以上の利用については別途見積もり)。
最新のニューラルマシントランスレーション技術を用いたAI翻訳プラットフォーム。翻訳作業の省力化を実現しており、Microsoft Office形式ファイルやPDF形式ファイルをそのままのレイアウトで翻訳して同形式のファイルで出力することが可能だ。
みらい翻訳と国立研究開発法人情報通信研究機構が共同開発した翻訳エンジンの「COTOHA Translator」による超高精度の翻訳を実現しているのも特徴で、事前に実施した精度評価実験では5段階評価で平均4.0を達成し、人間による翻訳との比較ではTOEIC 900点レベルの被験者と同等の平均点に達した。また訳出に必要な時間は、人間が平均7時間を要したところ、本エンジンでは約2分以内での高速翻訳を実現している。
社内用語や専門用語の登録も可能。辞書登録以外のチューニングとして、学習用データの文例から特有の用語や言い回しを事前に学習させることで顧客に応じた精度向上も行える。
対応言語は現時点では日英および英日に対応。今後、中国語など他言語のサポートも予定している。
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