安野たかひろ氏のAITuber「AIあんの」 技術解説記事を公開 RAG活用&ハルシネーション対策のダブルチェックなど
東京都知事候補である安野たかひろ氏の運営事務所(以下、安野たかひろ事務所)は6月28日、YouTubeで公開しているAITuber「AI安野たかひろ」(AIあんの)の仕組みを解説する記事を公開した。AIあんのでは、特定のデータベースにある固有の知識をLLM(大規模言語モデル)に学習させる手法「RAG」(検索拡張生成)を活用していることなどを明かした。
安野氏は23日ごろから、自身の政策を学習させたAITuberによるYouTube Liveを始めていた。AITuberとは、生成AI技術を活用してライブ配信を行う人のこと。安野氏は、自身の声色や容姿を模したアバターを使ったAITuberを使い、ユーザーがチャットに投稿した質問や意見に24時間全自動で回答する配信を行っている。
安野たかひろ事務所の技術チームは28日、AIあんのの技術解説記事をnoteで公開。Unityによるレンダリングなどを中心に行うWindows環境と、各種外部APIとの連携やデータ保存を行うAzure環境の2つで構成していると明かした。
ユーザーへの返答を自動生成する仕組みは、安野氏の政策マニフェストを箇条書きテキスト(A4サイズ、30ページ程度)にまとめて、テキストファイルとして同期することでRAGの検索対象に。また、マニフェスト資料のPDFを画像化することで、スライドともひも付けられるようにした。この2つを元にした回答でダブルチェックを行うことで、ハルシネーション(AIがもっともらしいうそをつく現象)に対策しているという。
AIあんのはYouTube Live以外にも電話でも展開。指定した電話番号にかけることでも、AIあんのの回答を聞ける仕組みになっている。電話による回答も、回答生成などの内容をYouTube Liveと一部共有していると明かした。
AIあんのは公開から5日で6000件以上の質問を受け付けているという。安野たかひろ事務所の技術チームはこれについて「通常の講演会などでは2時間で数十問程度しか質問を受けられないと仮定すると、たった5日間で従来の講演会100回分以上のご意見・ご質問を受け付けているともいえる」とし「桁が2つ変わるくらいの量的な変化は、きっと、意見収集の質的な変化につながっていくと信じている」と主張している。
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