プレイヤーの言葉を理解し、協力プレイもできるゲームキャラを生み出す技術 「PUBG」開発会社が導入へ(1/2 ページ)
ゲームプレイヤーと音声で会話し、指示通りに動いてくれたり、自分の状況やこれから行うことを報告したりするNPC(non-playable characters)を生成AIで実現する──バトルロイヤルシューティングゲーム「PUBG:BATTLEGROUNDS」(PUBG)の開発元である韓国KRAFTONは1月7日(現地時間)、こんな技術を自社のゲームに導入すると発表した。名前は「Co-Playable Character」(CPC)。実際にCPCを活用してゲームを遊ぶイメージ映像も公開している。
CPCは、米NVIDIAが提供する技術「NVIDIA ACE」を活用したもの。NVIDIA ACEは(1)音声や空間を知覚するためのマルチモーダルな小型言語モデル(SLM)、(2)そこから得られた情報を基に動きを判断するモデル、(3)実際に行動したり、発言したりするモデル、(4)出来事を記憶したり思い出したりするモデル──を組み合わせることで、ゲームキャラクターを自律して行動させられるという。
KRAFTONのCPCは「Mistral-Nemo-Minitron-8B-128k-Instruct」などのSLMをデバイス上で動かす形で活用。これにより、人間のようにゲームの状況を認識し、ゲームプレイヤーと会話をして協力する能力を備えたキャラクターを登場させるとうたう。
PUBGにCPCを導入したイメージ映像では、プレイヤーによる「周囲を警戒しながら3レベルの防弾ベストと、5.56mm弾(いずれもゲーム内のアイテム)を探して」という指示にAIキャラクターが従う様子や、AIキャラクターが「アイテムを見つけたから、場所を知らせるマークを表示した」と報告する様子などを紹介。さらにプレイヤーがアイテムを拾っている最中に敵が現れるものの、AIキャラクターが「敵を見つけた、私がカバーする」と宣言しつつ応戦する様子などを収めている。
KRAFTONとNVIDIAはPUBGの他に、3月にリリース予定の生活シミュレーションゲーム「inZOI」でCPCを活用する動画も公開している。NVIDIAによれば今後、KRAFTON以外にも中国NetEaseのバトルロイヤルゲーム「NARAKA: BLADEPOINT」など、複数タイトルでNVIDIA ACEを活用した機能の提供が始まるという。
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