“家庭用人型ロボ”が洗濯機に洗い物投入――OpenAI出資のロボット企業、搭載AIの性能アピールする動画
人型ロボットが、洗濯機に洗い物を入れる──ロボット開発企業の米1Xが6月10日(現地時間)、家庭用人型ロボット「NEO Gamma」に関するこんなデモ動画を公開した。NEO Gammaが搭載するAIモデル「Redwood」の性能を紹介するもので、他にもドアを開けたり階段を上ったりする様子を披露している。
Redwoodは、視覚と言語情報でロボットを制御する「VLA」(Vision-Language-Action)モデル。パラメータ数は1億6000万パラメータで、NEO Gammaに搭載したGPU上で動作するという。同社の人型ロボを遠隔操作したり自律動作したりして得られたデータセットを活用し、強化学習で訓練したといい、NEO Gammaの移動と、手による物体の操作を統合的に制御できる。
さらに、手や物体の現在位置がどこにあるかの推定に関する情報なども学習させ、対応できる状況やタスクを増やしたという。外部の音声変換モデルと組み合わせることで、人間の声による指示にも対応する。過去のデモなどでも同じモデルを使っていたかは不明だが、Redwoodの名前が出るのは今回が初めて。
デモ動画では、声による指示で、NEO Gammaが机の上のビールを取り、人に渡す姿が確認できる。ドアノブをつかんでドアを開けたり、しゃがんで洗濯機に洗い物を入れたりする動作も披露した。11日にも動画を公開し、Redwoodによる動作を紹介。階段を上ったり、立っている状態から膝立ちになる様子などが確認できる。
1Xは米OpenAIが出資したことで知られるロボットスタートアップ。NEO Gammaは、2025年2月に同社が発表した家庭用の人型ロボットだ。ナイロン素材のニットで身体が覆われていることが特徴で、全身のコントローラーにより人間のように自然な歩行などができるという。ビームフォーミング機能を備えた4つのマイクや、3つのスピーカーシステムなどを搭載し、音声でのやりとりにも対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
よく見られているカテゴリー
アクセスランキング
-
1
Amazon、Anthropicの最新AIについて懸念を伝えていた 米政権による停止命令に先立ち 関係筋
-
2
「Claude Fable 5」「Mythos 5」全面停止 米政府の指令により Anthropicは早期復旧を宣言
-
3
「ChatGPTのコネクタでつながるし、M365 Copilotいらなくない?」→有識者3人に聞いてみた 知らないと損するコンテキスト管理「Work IQ」の仕組み
-
4
最新AI「Fable 5」でYouTube動画作ってみた 想像以上の出来に驚愕、ただし大きな弱点も
-
5
データセンター建設に足りないのは「発電」ではなく「送電」 AI需要で電力消費26%増、Gartner予想
-
6
トヨタが抜かれる日――キオクシア首位奪取、2005年「時価総額トップ10」を振り返る
-
7
JASRAC、「AI作曲・人間作詞」の曲は管理します――「人間の創作的寄与の有無」で線引き
-
8
中国が人型ロボット開発競争をリードする「納得の理由」 日本に残された逆転シナリオは?
-
9
Google Chromeの新機能「Skills」 AIプロンプトの“毎回手打ち”を不要に
-
10
「AI=質問」は遅れてる エージェント型AI「Claude Cowork」、組織展開に向けた管理機能を拡充
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR