人間と人型ロボット、どちらがより多く作業をこなせるのか――ロボット開発企業の米Figureは5月18日(日本時間)、このような勝負の様子を生配信した。同社の人型ロボット「Figure 03」のデモの一環で、10時間で小型の荷物を仕分けられる量を競った。
Figure 03は、同社が2025年10月に発表した人型ロボット。身長は約167cmで、体重は60kg。独自のロボット向けAIモデル「Helix 02」により、自律的にタスクをこなせるという。
デモ作業の内容は、段ボールやビニール袋で梱包された荷物をピックアップし、荷物に貼られたバーコードの面を下に向けてベルトコンベヤーに流すというもの。人とFigure 03が同作業を進める様子を、横長の画面を左右に分割する形で配信した。
作業時間は10時間。人の作業者は1人で、米国カリフォルニア州の労働法に従って途中で休憩を取った。一方、Figure 03は別のFigure 03と通信でき、バッテリー残量が少なくなると自律的に交代する仕組みという。デモでは、開始後約4時間で交代する姿を確認できた。
5月18日午前2時ごろから作業を始め、正午ごろに決着がついた。人が処理した荷物は1万2924個、Figure 03は1万2734個で、人が勝った。基本の作業ペースは人の方が早かった一方、人の休憩中にFigure 03が作業を進めて差を縮める様子などが見られた。
なお、ブレット・アドコックCEOは事前に「(作業者に対し)ロボットを勝たせてやれとは一切指示していない。正直、どちらが勝つか誰にも分からない」として“真剣勝負”をアピールしていた。
Figureは、Figure 03のみによる同作業のデモ配信を14日に開始し、17日には自律的な連続稼働で10万個の荷物を仕分けたと報告していた。
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