楽天がAIエージェントで“勝てる”理由とは? 三木谷会長が語る「最強のAI」作るための戦略(2/3 ページ)

これからの時代、データは「金脈」

 では、どのように「最強のAI」を作るのか。三木谷会長は、楽天グループのAI開発を紹介するにあたり「これからの時代、AIのアルゴリズムだけでなく、データが1番重要になる。データは金脈である」との見解を示した。

 楽天グループは、楽天IDによって同社サービスを連携する楽天のエコシステム(経済圏)や、「楽天モバイル」により、多くのデータを持っているという。例えば、楽天のエコシステムでは、国内の多くのサービスを合わせて月間アクティブユーザーは4402万人おり、2024年の1年間で、3兆以上の購買や行動ログデータが蓄積されたと説明。こうしたデータを活用し、米OpenAIや米Anthropicなどとも協力しながら、AI開発を進めている。

楽天のエコシステムのデータを活用してAI開発
米OpenAIや米Anthropicなどとも協力

 加えて、楽天が自社開発している大規模言語モデル「Rakuten AI 2.0」についても言及した。同モデルでは、タスクに応じた領域のみを稼働して計算効率を高める技術「Mixture of Experts」(MoE)を採用。高い日本語処理性能の実現を目指し、開発している。

大規模言語モデル「Rakuten AI 2.0」などを独自開発

 同時に、スマートフォン上でも動くAIモデル「Rakuten AI 2.0 Mini」も開発中と説明。こうしたAI開発により、楽天グループで提供するさまざまなサービスを横断し、ユーザーを支援するAIエージェントサービスを実現したい考えだ。

AIエージェントサービス実現へ
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この記事の著者

島田拓

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