NTT、独自のAIモデル「tsuzumi 2」発表 “国産AI開発競争”に「負けられない」と島田社長(2/2 ページ)
ソブリンAI開発に「ここは負けられない」と島田社長
tsuzumi 2の開発で意識したのが、データやシステムを国内インフラ内で完結させる「ソブリンAI」だ。現在、LLMの開発では、米OpenAIやGoogleといった巨大IT企業が影響力を持つ一方、安全保障や産業競争力の観点から、国内で開発したAIを重視する動きがある。
島田社長は、各国に特有の文化・歴史的な背景や、使用される言語があるとして「それぞれの国に適応したAIが必要というのが、世界の大きな流れ」と分析する。tsuzumi 2は、AIモデルとしては比較的小規模ながら「経済効率を追求しつつ、いかに性能を高めていくか。いかに学習能力を効率的に高めるか」という観点を重視したと説明した。
他方、ソブリンAIを巡っては、ソフトバンクなど国内の競合も開発に乗り出している。記者からの「今後、ソブリンAIの開発で他社と連携することはあるか」との問いに対し、島田社長は「ここは負けられない」と意気込みを見せた。
「tsuzumi 2は、われわれの40年間の日本語に対する研究成果を費やし、フルスクラッチで開発した国産LLM。そういう意味では、ここは負けられないなと思っている。富士フイルムビジネスイノベーションとの連携のように、お客さまにより便利なサービスを提供するため、今後もさまざまなパートナーリングはあると思う。ただ、基盤となるところは、研究所の技術を入れ込み、進化させていきたい」(島田社長)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
よく見られているカテゴリー
アクセスランキング
-
1
Google、“動画版Nano Banana”こと「Gemini Omni」公開 会話で映像を生成・編集
-
2
日立、Anthropicと提携 グループ29万人に「Claude」などAI導入 社会インフラ分野にも展開へ
-
3
Appleが5年がかりで開発したセキュリティ対策を5日で突破 「Mythos」が見せつけた脆弱性攻撃の威力
-
4
GoogleのAIサブスク、最上位プランを値下げ 月額1万4500円の新プランも
-
5
生成AIで3Dモデルを自動作成 専門スキル不要でテキストや画像から3D化
-
6
「ポンコツ」と呼ばれたM365 Copilotの逆転劇、GPT-5が転換点 活用の秘訣は“脱・プロンプト職人”
-
7
人間 vs. 人型ロボ、より多く作業をこなせるのは? 生配信で対決した結果…… 米企業
-
8
「最新のAI創薬ラボ」なのに会議室みたい!? 製薬大手がラブコール送る“異色のAI企業”による新拠点とは
-
9
Google「Gemini」に個人向けAIエージェント 質問に答えるだけでなく「作業を代替」 まずは米国で
-
10
OpenAIの共同設立者アンドレイ・カーパシー、Anthropicにジョイン
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR