ガバメントAI「源内」、全府省庁で実証開始 既に約10万人が利用可能
デジタル庁は5月28日、同庁が内製した生成AIプラットフォーム「ガバメントAI(源内)」について、全府省庁の政府職員約18万人を対象に、大規模実証を始めたと発表した。2027年3月まで実証を行い、本格利用につなげる。
27日の参院本会議では、源内の活用状況を尋ねる質問に対して、松本尚デジタル相が「この答弁も源内が原案を作成した」と話すなど、現場での利用が進みつつある。
源内は2025年5月にデジタル庁内で試験導入。2026年1月から19省庁で試験利用を始め、5月までに農林水産省や環境省、総務省、財務省、内閣府、外務省、国税庁本庁などに展開し、約10万人が利用できる状態だ。
6月以降は防衛省、文部科学省、経済産業省などにも広げ、18万人が利用できるようにする。
対話型AIチャット(Claude Sonnet 4.5/4.6、Claude Haiku 4.5、Nova Lite)のほか、国会答弁を検索するアプリ、法令を調査するアプリ、いわゆる“神エクセル”を分析しやすい表形式に変換するアプリなど約30のアプリを実装している。
国産LLMの活用も進めており、今後、NTTデータの「tsuzumi 2」、ソフトバンクの「Sarashina3 mini」なども試用可能になる予定だ。
エージェントAIの導入に向けた検討も進める。各職員が業務ノウハウをAIエージェントの「スキル」として形式知化し、組織全体で共有する仕組みを目指す。
源内の一部は2026年4月にオープンソースソフトウェア(OSS)としてGitHub上に公開済み。地方自治体や企業が同様の環境を構築できる。
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