24時間働く“AI同僚”「Grok Bot」公開 業務アプリにログインして操作、「仕事を任せられる」
米SpaceXAIは8月11日(現地時間)、「非常に有能なチームメイトに仕事を任せるような感覚」で利用できるというAIエージェント「Grok Bot」の早期ベータ版を公開した。
Botがクラウド上のコンピュータを使ってGmailやCRMなどの業務アプリにサインインして人間の操作と同じ手順で画面を動かし、仕事を最後まで仕上げるという。承認が必要な場面だけユーザーに確認を求める。
「SuperGrok Heavy」「Cursor Ultra」「Cursor Teams Premium」の契約者向け。macOS、Windows、iOS、Linux(Debian/Ubuntu、x64の.deb)に対応する。Androidは現時点で非対応。
ユーザーは、スマートフォンやPCからチームメンバーにメッセージを送るようにBotにメッセージを送信・やりとりできる。画面を直接操作するため、APIやMCPが整備されていないツールも扱える。
ユーザーが作業する様子をBotに見せると、手順をルーティンとして保存し、次回は自力で実行する。数回のタスクを経てユーザーの語り口や例外パターンを覚え、確認すべきか自分で進めるかを判断するようになる他、放置されたスレッドの追跡や、止まった引き継ぎの催促も行うという。
「時間とともに賢くなる」という。仕事の進め方のコンテキストを記憶し、いつ連絡を取るべきか、いつ作業を続けるべきかを判断したり、求められる前に自ら作業を引き取ったりなど、より能動的に動くようになるという。
複数のBotを並行して動かすこともでき、同社では、受信箱管理や経費、採用、バグ修正など担当ごとにBotを置き、それらを束ねる「チーフ・オブ・スタッフ」役を上に立てているという。Bot同士がメッセージを送り合って文脈を共有し、グループチャットでは作業の受け渡しや担当割り当てを自分たちで進めていく。
社内プロトタイプとして開発したツールだが、社内で急速に普及し、営業活動やマーケティングキャンペーン、オフィス業務、バグ修正など、さまざまな用途に活用されてきたという。
社内での利用例として、通話記録でCRMを更新しフォローアップを起草する営業Bot、新入社員の席を用意しGmailで届いた請求書を処理する業務Bot、製品UIでバグを再現してチケットを起票し修正をデバッグ用Botに引き継ぐエンジニアリングBotを挙げている。
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