AI学習は拒否、検索クロールは維持……Cloudflareの新機能「AI学習の不許可」 Google、Apple、Microsoftが対応

 米Cloudflareは9月15日(現地時間)、同社サービスを利用するWebサイト運営者が、検索のためのクロールは許可したまま、同じクローラーによるAI学習だけを拒否できる新たな設定「AI学習の不許可」(Disallow AI Training)を発表した。全プランの全顧客が利用できる。

 AppleとGoogleは既にこの設定に対応しており、Microsoftも2027年初頭までに対応する方針を示しているという。OpenAI、Anthropic、Meta、Amazonは、検索クローラーと学習クローラーを分けているため、この設定にしておけば、学習クローラーだけをブロックできる。

ブログ記事より

 AppleやGoogle、Microsoftなど、検索とAI開発双方を手掛ける企業は、検索とAI学習の両方を1つのクローラーでまかなう「兼用クローラー」(mixed-use crawler)を使っている。

 自身のサイトをAI学習に使われたくない運営者は、兼用クローラーを拒否すると、AI学習と同時に検索クローラーも拒否することになり、コンテンツをAI学習に使われたくなくても、検索で見つからなくなるリスクを負うことになる。

 このためサイト運営者は、検索のためのクロールを許可したければ、同じクローラーによるAI学習を拒否することが難しかった。

 この課題について、Cloudflareは、クローラー運営各社と直接協議。検索のためのクロールを維持したまま、AI学習を拒否できる仕組みを構築した。

 新たに実装した「AI学習の不許可」設定を選ぶと、Cloudflareがサイトのrobots.txtに、学習を認めないルールを記載。対応する兼用クローラーは、検索のために引き続きサイトをクロールするが、AI学習には使わない。

 AppleとGoogleの兼用クローラーは既に対応しているという。Microsoftが対応するのは2027年初頭になる見通し。それまでは、Bingの学習を拒否するには、サイト運営者がページのHTMLに「NOARCHIVE」タグを入れるなどの対応が必要になる。

印刷する
SNSでシェア
SpecialPR

この記事の著者

関連記事

こんなメディアも見られています

ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。

メールマガジンを配信中
メールマガジンを配信中

国内外の業界動向、AIやクラウドなどの最新技術、キャリア情報など今知りたい情報をまとめてお届けします。

いますぐご登録

よく見られているカテゴリー

アクセスランキング

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5
  6. 6
  7. 7
  8. 8
  9. 9
  10. 10

SpecialPR

ITmedia AI+ SNS

X @itm_aiplusをフォロー

インフォメーション

ITmedia AI+をフォロー

あなたにおすすめの記事PR