「DeepSeek」躍進受け、NVIDIAがコメント 自社チップの需要拡大を示唆 株価は17%急落
米NVIDIAは1月27日、中国のAIスタートアップ・DeepSeekの躍進は中国市場でのNVIDIA製チップの有用性を示しており、DeepSeekのサービスへの需要を満たすために将来的にさらに多くのチップが必要になるとの見解を示した。
DeepSeekのAIモデルが米企業よりもはるかに少ないNVIDIA製チップを使用し米OpenAIなどのライバルと肩を並べたとされることが投資家の懸念を誘い、NVIDIA株は27日、17%急落した。
NVIDIAは「DeepSeekの研究は、広く入手可能なモデルと輸出規制を完全に順守したコンピュート(計算能力)を活用して、いかに新しいモデルを作成できるかを示している」と指摘した。
DeepSeekの研究論文によると、同社は、2022年の米輸出規制に準拠するよう設計されたNVIDIAのH800チップを約2000個使用していた。専門家はこの規制により中国のAI開発が遅れることはほとんどないと指摘する。
ランド研究所の技術分析担当上級顧問、ジミー・グッドリッチ氏は、DeepSeekが効率化の学習に利用した当時、中国には合法的に購入可能だった相当数のNVIDIAのチップを搭載した大型スーパーコンピュータが少なくとも12台あったと指摘。「DeepSeekはどこからともなく現れたわけではない。同社は何年もモデル構築に取り組んできた」とし、「DeepSeekのチームが本当に優秀であることは以前から知られていた」と説明した。
DeepSeekは27日、新規ユーザーが殺到し対応に苦戦している。新規ユーザーへの対応はAI企業が「推論」と呼ぶプロセスで、NVIDIAは同社のチップへの需要が今後も続くことを示すと指摘。「推論には、かなりの数のNVIDIA製GPUと高性能ネットワーキングが必要だ」と述べた。
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