米Anthropicは3月3日(現地時間)、米VCのLightspeed Venture Partners主導のシリーズEラウンドで、35億ドル調達したと発表した。資金調達後の評価額は615億ドルとなった。
このラウンドには新たに、Bessemer Venture Partners、Cisco Investments、D1 Capital Partners、Fidelity Management & Research Company、General Catalyst、Jane Street、Menlo Ventures、Salesforce Venturesなどが参加した。
Anthropicは公式ブログで「今回の増資により、次世代AIシステムの開発を進め、計算能力を拡大し、メカニズムの解釈可能性と整合に関する研究を深め、国際的な展開を加速する」と述べた。
同社は2月に発表したハイブリッド推論モデル「Claude 3.7 Sonnet」について、「コーディング能力の新たな最高水準を打ち立てた」とし、「これは、Anthropicが今後数カ月でさらなる進歩を計画している分野だ」と語った。
Claudeは、ZoomやSnowflakeなどのグローバル企業も採用している。同社に出資しているAmazonは2月末に発表した新生成AI「Alexa+」で活用する複数のLLMの1つとしてClaudeを使う計画だ。
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