「Gemini 3」は年内リリース予定だ──米Googleのスンダー・ピチャイCEOは10月30日(現地時間)、自身のXアカウント(@sundarpichai)でそんな投稿をした。前日に発表したGoogleの持株会社である米Alphabetの第三四半期決算の補足として言及。他にもAI事業の現状についても報告している。
GeminiはGoogleが展開するAIアシスタントで、3月にはサービス内で使用するAIモデルの最新バージョン「Gemini 2.5」シリーズを公開していた。GeminiアプリのMAU(月間アクティブユーザー数)は、6億5000万人を超えており、第ニ四半期から2億人増加。このため、次世代モデルのGemini 3には、その性能に期待する声も多く上がっている。
ピチャイCEOの投稿では、9月上旬から日本でも提供を始めたGoogle検索の「AIモード」にも言及。デーリーユーザー数は7500万人に上り、第三四半期には米国でのAIモードの検索クエリは2倍に増えたという。ピチャイCEOは「本当に人気の機能だ!」とアピールしている。
他にもGoogleCloudの収益においてもAI事業がけん引。新規顧客数は前年比約34%増え、既存顧客の70%以上がAI製品を利用しているという。
第三四半期におけるAlphabet全体の売上高は、1023億4600万ドル(前年同期比16%増)、純利益は349億7900万ドル(同33%増)だった。
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