「不況でもAI最優先」が7割超、KPMG調査 AIエージェント本格展開は1割止まり
組織の経営層および上級管理職の74%が「景気後退の場合でもAIは最優先投資対象であり続ける」と捉えている──英KPMG Internationalは3月31日(現地時間)、AIの導入状況などに関するこんな調査を発表した。
調査では、64%が「AIが既にビジネス上の有意義な成果をもたらしている」と回答。一方で、PoCの段階を超えてAIエージェントを社内に本格展開していると回答した人は11%にとどまった。KPMGのスティーブ・チェイス氏(Global Head of AI and Digital Innovation)はこの状況を「明確な成果を上げているのはごく一部の『AIリーダー』だけだ」と評した。
実際にチェイス氏のいうAIリーダー、つまりPoCの段階を超えてAIエージェントを社内に本格展開していると回答した人は、82%が「AIが既にビジネス上の有意義な成果をもたらしている」と答えていた。
AI活用によるリスクへの対応状況も、AIリーダーとその他の企業では異なるようだ。データセキュリティやプライバシーなどのAI関連のリスク管理に「自信を持っている」と回答した人の割合は、PoC段階の組織においては20%、AIリーダーにおいては49%だった。
今回の調査「KPMG Global AI Pulse survey」は2026年2月17日~3月17日に、世界各地域の組織の経営層および上級管理職2110人を対象に実施された。回答者は全員、年間売上高が1億ドル以上の組織に所属しており、その内4分の3は10億ドル以上の売上高だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia AI+に関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
アクセスランキング
-
1
FANZAで「成人向けAIコンテンツ制作サービス」開始 8月24日から先行体験
-
2
「たった14人」の挑戦から7兆円の逆転劇へ ラピダス小池社長の「TSMCとは戦わない」2ナノ半導体の勝算
-
3
Anthropic、「ミュトス 5」を脆弱性スキャンに開放──「Claude Security」経由でEnterprise顧客が利用可能に
-
4
カルビーが挑むジャガイモ収量の限界――自社開発AIでサプライチェーン最適化
-
5
SNSのウソ画像、どう見破る? 熊本県庁やテレビ局も頼る“すごい企業”の正体
-
6
「孫さんはOpenAIだが、僕はAnthropic」 SBI北尾会長が語る「AI投資5億円→増収27億円」の勝算
-
7
「社内用語」がAI分析を邪魔する……ニトリが“力技”で解決 「赤羽店の寝具の売上高を出して」可能にできたワケ
-
8
OpenAI、「GPT-5.6 Sol」のAPI料金を値下げ 入力20%出力33%安く、11月21日まで
-
9
現役組み込みエンジニアがAIを業務利用して分かったこと――期待と限界と現実解
-
10
データをつなぎ、AI活用へ――オートデスクが示す設計/製造DXの未来像
SpecialPR
ITmedia AI+ SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmedia AI+をフォロー
あなたにおすすめの記事PR