「AIの発展によりコンサルティングの需要が減少することはない」――ITコンサルティング事業などを手掛けるノースサンド(東京都中央区)は4月13日、このような見解を発表した。AIの進化に関し、同社の株主や投資家から寄せられた2つの質問に対する回答をまとめている。
1つ目の質問は「AIの急速な発展により、コンサルティングの仕事は不要になるのでは?」というもの。これに対し、ノースサンドは、AIが発展してもコンサルティングの需要は減らないとの見解を示した。コンサルティングでは、顧客との信頼関係や組織の暗黙知、意思決定などを扱い、人に依拠する部分が大きいため、AIだけでは代替が難しいとした。
また、日本企業の年功序列・終身雇用を前提とした働き方や「ハイコンテキストなコミュニケーション文化」の下では、業務における部署間の調整コストが大きく、欧米のように業務の内製化が進みにくいと指摘した。「組織内の橋渡し役・潤滑油として入り込む当社のようなコンサルティングサービスへの需要は今後も続くと考えている」(ノースサンド)
2つ目の質問は「未経験者やジュニア層(業務経験の浅い層)を採用し続けることは(ノースサンドの)リスクにならないか?」というもの。これに対して同社は、採用数を減らさない方針を示した。未経験者は「教わり上手で先入観がなく純真」と評価し、顧客との信頼を築くうえで重要とした。ジュニア層についても、採用を減らすと次世代のリーダーを担う人材が欠如する恐れがあるとしている。
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