生成AI使ったWebCMで物議、映画レビューサイト「Filmarks」謝罪 「軽率な行動だった」と取り下げ
映画レビューサイト「Filmarks」を運営するつみきは、生成AIで作成したWebコマーシャル動画を巡り、謝罪文を公開した。
映画レビューサイト「Filmarks」を運営するつみき(東京都目黒区)は7月16日、生成AIで作成したWebコマーシャル動画を巡り、謝罪文を公開した。「映画製作に携わるクリエイターの方々への敬意に欠けた、軽率な行動であった」とし、該当の動画などを削除したと説明している。
Filmarksの公式Xアカウント(@Filmarks)は12日、全編をAIで作ったというコマーシャル動画を公開。「クリエイターとAI技術の融合によって見たことのないCMができた」などとアピールしていた。
しかし、他ユーザーはこの投稿に対して「映画や製作者をなめているとしか思えない」「何万何千人の映画従事者によって支えられてるか分かってない」など、生成AIを使ったことに対する批判する声が相次いだ。他にも、「単純にコマーシャルとしてもあんまり良くない」など動画内容に対して、意見する声もあった。
これを受け、Filmarksの公式Xアカウントは該当の投稿と動画を削除し、謝罪文を公開。Filmarksは「投稿と動画について、皆さまから多くの意見と批判が上がった。皆さまの映画に対する深い愛情と理解に基づいた意見・批判をFilmarksとして重く、真摯に受け止め、当該動画を含むXの投稿を削除した」と経緯を説明する。
「昨今の映画・映像製作と生成AI技術を取り巻く状況への認識不足による、映画作品、そして映画製作に携わるクリエイターの方々への敬意に欠けた、軽率な行動であったと深く反省している。映画レビューサービスとして、映画作品及び製作者・クリエイターに対して敬意を欠く行動はわれわれの本意ではない。心よりおわび申し上げます」
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